...縄を腰簑(こしみの)のように垂らした人夫が丸太棒の上からゾロリゾロリと下りてくるのが見られた...
海野十三 「雷」
...月代(さかやき)は簑(みの)のやうにのび面(つら)は狐のやうに痩(やせ)たり...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...簑虫よ...
薄田泣菫 「独楽園」
...われのみ簑(みの)を着して船頭ならびに爾余(じよ)の者とは自らかたち分明の心得わすれぬ八十歳ちかき青年...
太宰治 「二十世紀旗手」
...・南天の花へは蜂がきてこぼす・前田も植ゑて涼しい風炎天の鶏を売りあるく・田植べんとうはみんないつしよに草の上でカフヱーもクローバーもさびれた蓄音器の唄・雑草しづかにしててふてふくればそよぐ・ちぎられてもやたらに伸びる草の穂となつた改作附加笠きて簑きてさびしや田植唄はなく六月廿六日いつからとなく...
種田山頭火 「行乞記」
...この大學生は簑村文學士に私淑してゐる男であつた...
田村俊子 「木乃伊の口紅」
...その内に簑村の夫人が歸つて來た...
田村俊子 「木乃伊の口紅」
...この簑虫の心持だけはどうしても分らない...
寺田寅彦 「小さな出来事」
...こんな人達はすぐ隣に住んでいるゴシップ等の眼にはあるいはちょうどこの簑虫のように気の知れない...
寺田寅彦 「小さな出来事」
...簑笠(みのかさ)等をかけならべ...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...簑笠其他農具の市立つ...
永井荷風 「荷風戰後日歴 第一」
......
中島敦 「河馬」
...簑助も抵抗しろとあったので心配してたが...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...簑(みの)を出して手早く着たけれども...
本庄陸男 「石狩川」
...高倉は荷をおろして簑(みの)を取りだした...
本庄陸男 「石狩川」
...夷中マダ簑笠ノ製アラズ...
牧野富太郎 「植物記」
...まもなく嘉助は小さい簑(みの)を着て出て来ました...
宮沢賢治 「風の又三郎」
...簑笠を衣て釣り竿を持って...
山本周五郎 「雨あがる」
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