...幼虫は度々篩の上をすつかり新しくする桑の葉の定食(じょうしょく)を食べる...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...篩(ふるい)をかけてきた結果...
海野十三 「第四次元の男」
...それが月の光を篩(こ)して...
田山花袋 「朝」
...「自然」を実験室内に捕えきたってあらゆる稚拙な「試み」を「実験」の試練にかけて篩(ふる)い分けるという事...
寺田寅彦 「比較言語学における統計的研究法の可能性について」
...糠(ぬか)を篩(ふる)いながら講義を聞く生徒もあるべし...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...ほとんど篩(ふるい)を廻すような軽みで左右に揺れ出したのには...
中里介山 「大菩薩峠」
...此頃は毎日村のどこからかとん/\と箱篩(はこふるひ)の音が竹藪を洩れて聞える...
長塚節 「芋掘り」
...文明を刺激の袋の底に篩(ふる)い寄せると博覧会になる...
夏目漱石 「虞美人草」
...「あとは綺麗(きれい)に篩(ふる)って持って参りましょう」と云った...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...それでも仔細に見ると多少の粉が篩い落されるかも知れないと云うのだ...
本庄陸男 「とも喰い」
...篩ですくひあげた蝦を地の上にはらひ落してに与へた...
牧野信一 「池のまはり」
...篩った粉を入れて捏(こ)ねて固ければ牛乳で少し緩(ゆる)めて小さくちぎって掌(てのひら)でグルグルと細長くちょうど親指位の太さに円(まる)めて...
村井弦斎 「食道楽」
...暫(しばら)く溜めて日に干しておくとカラカラになりますから擂鉢(すりばち)かあるいは石臼(いしうす)で搗(つ)き砕いて篩(ふるい)で幾度(いくど)も篩いますと立派なパン粉が出来ます...
村井弦斎 「食道楽」
...全体なら粉と焼粉とを篩(ふる)って玉子も黄身と白身と別に溶いて白身を一番後に入れなければならんが僕のは略式だ...
村井弦斎 「食道楽」
...軒を並べた待合の中には今時小女が門口へ持ち出した火鉢の灰を篩(ふる)うているのがある...
矢田津世子 「神楽坂」
...篩のまだ精巧で無かつた時代には...
柳田國男 「食料名彙」
...現在の文化と同時に、過去の文化を振り返つて、兩者を渾然と、自分の正確な批判の中に入れて、これを調和し、篩をかけて、さうしていいものだけを自分自身に吸收し、堅實に前に出て行くといふのが、本當の進歩だと思ふ...
吉川英治 「折々の記」
...篩(ふるい)だの奥には又ぎっしり俵(たわら)が積み込んであるが...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
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