...金銀の箔(はく)がついたりした木を...
芥川龍之介 「羅生門」
...中には沼南が顔に泥を塗られた見にくさを箔(はく)でゴマカそうとするためのお化粧的偽善だというものもあるが...
内田魯庵 「三十年前の島田沼南」
...金箔がぴかぴかして...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...揚句の果に自分は満身に金箔を塗抹して如来の尊容を現じ...
谷崎潤一郎 「金色の死」
...そのまま金箔のようになって...
豊島与志雄 「丘の上」
...四十九そのころ西隣へ縫箔(ぬひはく)を内職にする家がこしてきてそこの息子の富公といふのがあらたに同級になつた...
中勘助 「銀の匙」
...この哀れなる朱と金箔(きんぱく)と漆(うるし)の宮殿は...
永井荷風 「霊廟」
...一めん銀箔を摺ったごとくにきらめいている...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...箔(はく)に重き一巻を...
夏目漱石 「虞美人草」
...箔屋町(はくやちょう)の大火事に身代(しんだい)を潰(つぶ)した旦那は板橋の一つ半でも蒼(あお)くなるかも知れない...
夏目漱石 「趣味の遺伝」
...やがて処女の上半身に金箔を置き終ると...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...――縫箔屋(ぬひはくや)を止(よ)してノラクラ者になつた染吉が...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...良人(おつと)が箔(はく)の光つて見ゆるやら知らねども...
樋口一葉 「ゆく雲」
...このくだりに箔をつけてくれるでしょう...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...薬種屋とまちがえそうな箔(はく)おきの看板...
吉川英治 「江戸三国志」
...御曹子の名に箔(はく)をつけて行くばかりとなった...
吉川英治 「剣難女難」
...紗(しゃ)の摺箔(すりはく)の小袖...
吉川英治 「新書太閤記」
...女弟子(おんなでし)瓦(かわら)の一枚一枚が金箔(きんぱく)につつまれている大坂城の宇宙の大屋根は...
吉川英治 「新書太閤記」
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