...落葉した川柳が箒(ほうき)をさかしまに立て連ねたようにならんでいる...
有島武郎 「フランセスの顔」
...その下に箒と塵取と雑巾とが掛かっていて...
大杉栄 「獄中記」
...箒(ほうき)で掃除することに徹底して...
高神覚昇 「般若心経講義」
...鄭吉炳 (箒をとめて)十七日にはそっちへ行くという...
林不忘 「安重根」
...まめまめしく立ち働いて秀子に箒一つ持たせなかった...
豊島与志雄 「掠奪せられたる男」
...箒(ほうき)をとどめて...
中里介山 「大菩薩峠」
...其間も箒川の蓬莱橋が落ちたのを始めとして洪水の趾は歴々として存してある...
長塚節 「痍のあと」
...あの謎を見せたと見ふんで――」「白龍は何と解いた」「分らなかつたさうですよ」「箒(はうき)の辰巳(たつみ)で...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...お榮は滅法色つぽいと來て居るだらう」「へエ?」「喜三郎は本所名題の箒(はうき)だ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...土に箒(ほうき)目をたてて...
長谷川時雨 「鉄くそぶとり」
...ついに一の後手(猴は足なく前後四手あり)で箒を持ち螺旋(ねじ)を合わすに並みならぬ根気を要したが...
南方熊楠 「十二支考」
...」一郎が箒(ほうき)をもちながら先生にききました...
宮沢賢治 「風の又三郎」
...さて外より戸を開け、先にモデル娘、続いてウェエベルの上(かみ)さん、箒(ほうき)、バケツ、雑巾(ぞうきん)を持ち、登場...
ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 森鴎外訳 「家常茶飯」
...こちらでは道祖神(どうそじん)・山の神または箒(ほうき)の神...
柳田国男 「海上の道」
...箒をつかいながら御手洗の方へと去っていった...
山本周五郎 「新潮記」
...店の親爺(おやじ)を捉まえて商売物の棕梠箒で棕梠ハタキを押付けて酒代にすべく談判を始めた...
夢野久作 「近世快人伝」
...先生も見かけによらない色男だな」「うふ……」と馬春堂は妙な笑い方をして箒を掛け...
吉川英治 「江戸三国志」
...後はきれいに箒目(ほうきめ)が立っていた...
吉川英治 「下頭橋由来」
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