...『三月だというのに筍の顔なんか見て帰れるかい...
伊藤野枝 「ある男の堕落」
...春さきの筍(たけのこ)が竹になるように伸びてくるのだった...
海野十三 「怪星ガン」
...町淋し雨の筍(たけのこ)貸家札という飄亭の句がある...
高浜虚子 「俳句の作りよう」
...あたしゃ歯が悪くて筍はまっぴらだと断る話...
太宰治 「惜別」
...アンパンの袋と筍(たけ)の皮包を懐(ふとこ)ろに入れて戻って来て...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のおんな」
...筍の皮包の鶏(かしわ)の肉をアルミニュームの鍋(なべ)へ移すと...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のおんな」
...筍の皮を開いて置いて...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のをんな」
...筍を、肉を、すべてのものをやはらかく料理して下さる奥さんの心づくしが身にしみた(私の歯痛を思ひやつて下さつて)...
種田山頭火 「行乞記」
...筍をたべてはお茶をのみ...
種田山頭火 「其中日記」
...けふはわたしの草とりデー・まこと雨ふる筍の伸びやう・いつまでも話しつゞける地べたの春・見るとなく見てをれば明るい雨△すべての物品を酒に換算する私だつたのに...
種田山頭火 「其中日記」
...筍によき/\、うまいなあ...
種田山頭火 「其中日記」
...これからは毎日筍を食べることだらう...
種田山頭火 「其中日記」
...罐詰の筍(たけのこ)の卵とじなど食わした...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...欲深和尚が筍を盗みに現れる影法師を...
牧野信一 「城ヶ島の春」
...鳴雪選者吟(ぎん)のうちに時鳥(ほととぎす)鳴くやお留守の西の京麦寒き畑も右京の太夫かな筍(たけのこ)や京から掘るは京の藪(やぶ)とあるのは面白さうな句であるが...
正岡子規 「病牀六尺」
...故に或いは自分だけは筍(たけのこ)を喰い...
柳田国男 「山の人生」
...「筍飯」であった...
山本周五郎 「青べか日記」
...生理や解剖だと切積(きりつも)った研究費で博士になろうと思っている筍(たけのこ)連中が...
夢野久作 「超人鬚野博士」
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