...これ等の符牒は、伝染病や悪い影響を避けるために、家の入口の横に取りつける...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...道端の石や塀に白墨その他で奇妙な彼らだけに分る符牒(ふちょう)をしるしておくのも...
江戸川乱歩 「探偵小説の「謎」」
...その時の登別というのは一つの符牒に過ぎなくて...
豊島与志雄 「或る男の手記」
...自分の思想に何かの符牒(ふちょう)をつけられることがさも問題ででもあるように...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...作品中の人物の名前などは単なる符牒にすぎず...
豊島与志雄 「長篇小説私見」
...仲間の符牒(ふちょう)で...
直木三十五 「南国太平記」
...さういふ専門的符牒はどうでもいいことだ...
野口米次郎 「能楽論」
...するとあの上り龍下り龍の彫物は?」「同じ惡者仲間の符牒(ふてふ)で...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...符牒の上へ一々値段をくつゝけてくれた...
林芙美子 「朝夕」
...ここでは二十種類位の符牒でこと足りる...
原民喜 「火の唇」
...仕合せにも僕らの仲間でならほんのちよつとした符牒のやうな言葉だけでも何かすぐ互の言ひたい事が分かり合へます...
堀辰雄 「端書」
...符牒のような、実(み)のない奴等ですが、それだけ却ってお気に入るでしょう...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...いわば符牒(ふちょう)だ...
山川方夫 「お守り」
...何だかよく判らないでパラパラッと見たまんまに原書って書いた札をデカデカと貼って二円の符牒を付けておきましたら...
夢野久作 「悪魔祈祷書」
...それがみな符牒(ふちょう)なので金吾の耳には一向意味が通じないが...
吉川英治 「江戸三国志」
...すべての声が符牒(ふちょう)なので他の形勢がさっぱり分らない...
吉川英治 「江戸三国志」
...そこを符牒(ふちょう)に呼んで...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...数百の受話器が仲買人たちの耳に瞬間に数千の符牒(ふちょう)を発した...
吉行エイスケ 「女百貨店」
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