...小さい笑窪(えくぼ)のある両頬(りょうほお)なども熟した杏(あんず)のようにまるまるしている...
芥川龍之介 「点鬼簿」
...木部から稟(う)けた笑窪(えくぼ)のできる笑顔(えがお)が否応なしに吸い付いて来た...
有島武郎 「或る女」
...葉子は少しいたずららしい微笑を笑窪(えくぼ)のはいるその美しい顔に軽く浮かべながら...
有島武郎 「或る女」
...笑ふ毎に笑窪(えくぼ)が出來た...
石川啄木 「二筋の血」
...笑ふ毎に笑窪(ゑくぼ)が出来た...
石川啄木 「二筋の血」
...世の中には結婚後八年目に初めて女房(かない)の笑窪(ゑくぼ)を発見(めつけ)たものがある...
薄田泣菫 「茶話」
...女給仕が急に飴(あめ)ちよこのやうな甘い笑窪(ゑくぼ)を見せてちやほやしてくれた...
薄田泣菫 「茶話」
...若奴は優しい顔に笑窪(えくぼ)を見せて羞(はず)かしそうにしながら...
近松秋江 「霜凍る宵」
...少し細長い笑窪の出来た...
近松秋江 「別れたる妻に送る手紙」
...笑う時左の頬に可愛い笑窪が出来た...
豊島与志雄 「幻の彼方」
...何を感じてか左の頬に軽く笑窪をよせて...
豊島与志雄 「幻の彼方」
...子供のように笑窪のある手の甲で脣のはたを拭いた...
林芙美子 「帯広まで」
...娘は片笑窪をみせて一寸おじぎをするとそのまゝ奧へ引つこんで行つてしまつたけれども...
林芙美子 「風媒」
...笑窪の顔をみせて言った...
矢田津世子 「※[#「やまいだれ+句」、第4水準2-81-44]女抄録」
...傍に立って誰れかれへ挨拶をしている笑窪のよった愛想のいい洋装の婦人は...
矢田津世子 「※[#「やまいだれ+句」、第4水準2-81-44]女抄録」
...笑窪のよったあどけない顔で...
矢田津世子 「※[#「やまいだれ+句」、第4水準2-81-44]女抄録」
...下膨れの落ちついた頬に笑窪が洩れる...
横光利一 「榛名」
...ちょうど笑窪(えくぼ)の辺りを軽く押して...
吉川英治 「江戸三国志」
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