...釣(つ)り竿(ざお)を握った男が...
有島武郎 「或る女」
...中には長い竹竿の末端に紙鳶をつけた子もある...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...すなわち一度は忠実なる門下生となってその上において我等は百尺竿頭(かんとう)に一歩を進める底(てい)の心掛けが肝要なことであります...
高浜虚子 「俳句の作りよう」
...横手の庫裡(くり)に近い物干竿では真白な足袋が二足ほど乾いてぶら下つてゐた...
田畑修一郎 「医師高間房一氏」
...「ええ竿竹(さおだけ)や竿竹」というのをひと月ほど前に聞いたのは珍しかった...
寺田寅彦 「物売りの声」
...竿の末端に厳く縛った鰻針(うなぎばり)の逞(たくま)しいのに...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...二竿(さお)とかいう地名のみで区別して行くのであるが...
柳田國男 「地名の研究」
...竿をあげて「餌を替えろ」と叫んだ...
山本周五郎 「半之助祝言」
...竿(さお)立ちになった...
吉川英治 「三国志」
...その行宮の南面の廊の角に一竿(かん)たかく...
吉川英治 「私本太平記」
...その手にしていた竹竿の紫の水干を振っていた...
吉川英治 「私本太平記」
...門前――福崎(ふくさき)――原古才(はらこざい)――その辺までは竿(さお)を置いたように直線を描き...
吉川英治 「新書太閤記」
...旗竿も伏せてゆけ...
吉川英治 「新書太閤記」
...ふいに村越三十郎の馬が竿立(さおだ)ちになった...
吉川英治 「新書太閤記」
...彼が自慢の物干竿は家臣の手にあずけ...
吉川英治 「宮本武蔵」
...抱いていた物干竿の柄(つか)を鳴らし...
吉川英治 「宮本武蔵」
...いま彼のあはれな全生命は懸つてその竿の一端にあるのだ...
若山牧水 「古い村」
...私の五六歩前を歩いていた二人の若い酌婦風の女の上にまだ乾かぬ乾物が竿のまま落ちて来たりした...
若山牧水 「みなかみ紀行」
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