...緑を競って生え繁っていた...
江見水蔭 「怪異黒姫おろし」
...競ってその販売店に礼を厚うしたのだ...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...菅公がまだ右大臣として時平と昇進を競っていた頃...
谷崎潤一郎 「少将滋幹の母」
...果実屋の店は今日を晴れと華美を競って照り輝いていた...
ディッケンス Dickens 森田草平訳 「クリスマス・カロル」
...後ろの木の梢に啄木鳥が二羽もきて競って叩くのをきくともなくききながら水の底を眺めてると葦の芽が水面へはなかなかとどきそうもないのに穂さきを天にむけ力をこめて突き出ようとしてるのを そんなに日向(ひなた)がいいものかしら と思う...
中勘助 「島守」
...晩春五月の頃麗都の児女豪奢を競ってロンシャンの賽馬(さいば)に赴(おもむ)く時...
永井荷風 「夕立」
...と大指揮者が競って入れている形だ...
野村胡堂 「楽聖物語」
...宝探しの手柄を競って見ようではありませんか...
野村胡堂 「古城の真昼」
...百花妍(けん)を競って咲き乱れることでしょう...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...若い人たちは競って製作にかかった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...あの人々は競って...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...他の者どもが競って倒れる者の肩にかわった...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...人々を引きつけるためには競って濃く装わねばならぬ...
柳宗悦 「工藝の道」
...一粒一粒に星の光が妍(けん)を競っているようです...
吉川英治 「江戸三国志」
...「武府の諸将は、みな弓を競って、日頃の能をあらわした...
吉川英治 「三国志」
...衣裳や刀のこしらえに派手ばかり競って浪華でも島原でも...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...女郎花(おみなえし)も桔梗(ききょう)も……四季の花々が一時に咲き競っている様は...
蘭郁二郎 「地図にない島」
...それぞれに豪華を競っている...
和辻哲郎 「鎖国」
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