...四方の英才俊髦(しゅんぼう)一時に崛起(くっき)して雄を競うていた...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...五覇七国雄強を競うて生民堵に安んぜざる事...
大隈重信 「永久平和の先決問題」
...競うてこれを歓迎する弊のある時世には...
丘浅次郎 「生物学的の見方」
...先輩と交際を競うようなことがあれば...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...相競うて莊園をどん/\拵へる...
竹越與三郎 「日本の眞の姿」
...名門豪戸競うて之を玩味(がんみ)し給うとは雖も...
太宰治 「不審庵」
...こうした趣向の新しさを競う結果は時にいろいろな無理を生じる...
寺田寅彦 「映画雑感(4[#「4」はローマ数字、1-13-24])」
...このことで競うなら今まであったどんなやつにだって負ける気すらせんのですわ...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「赤毛連盟」
...彼らは競うて、音楽や高級の詩の話をもちかけてきた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...籠の中の小天地で女と鳴く音(ね)を競うものは必ず斃(たお)れる...
夏目漱石 「虞美人草」
...競うようにひとり残らず首へ巻きつけ...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...山村と龍二は相競うて運動を続けてゐた...
牧野信一 「或る日の運動」
...定家(ていか)の糟粕(そうはく)をしゃぶるでもなく自己の本領屹然(きつぜん)として山岳と高きを争い日月と光を競うところ実に畏(おそ)るべく尊むべく覚えず膝(ひざ)を屈するの思い有之(これあり)候...
正岡子規 「歌よみに与ふる書」
...ニューヨークのメトロポリタンと覇を競うシカゴ・オペラカンパニーと一年に百回「お蝶夫人」をうたうこと...
三浦環 「お蝶夫人」
...かつて諸画師と競うて馬を画くに...
南方熊楠 「十二支考」
...競うようにひるがえった...
吉川英治 「私本太平記」
...――僧正の位階とか、金襴(きんらん)のほこりとかなら、むしろ、もっと赤裸な俗人になって、金でも、栄誉でも、気がねなく争ったがよいし、学問を競うなら、学者で立つがよいし、職業としてなら、他人(ひと)に、五戒だの精進(しょうじん)堅固などを強(し)いるにも及ぶまい、また、強いる権能もないわけではありませんか」範宴は、黙然とうなずいた...
吉川英治 「親鸞」
...彼らは互にその仕事の低廉と完全において競うのである...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
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