...鎌の血と色を競うかとも見えた...
江見水蔭 「怪異黒姫おろし」
...江戸は美食を競うところであって...
相馬愛蔵、相馬黒光 「一商人として」
...他の貿易商たちも競うてこれを模し...
相馬愛蔵、相馬黒光 「一商人として」
...先輩と交際を競うようなことがあれば...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...名門豪戸競うて之を玩味(がんみ)し給うとは雖も...
太宰治 「不審庵」
...もともと派手を競うのは持ち前の負けじ魂に発しているのでその目的に添(そ)わぬ限りは妄(みだ)りに浪費することなくいわゆる死に金を使わなかった気紛(きまぐ)れにぱっぱっと播(ま)き散らすのでなく使途を考え効果を狙(ねら)ったのであるその点は理性的打算的であったさればある場合には負けじ魂がかえって貪慾(どんよく)に変形し門弟より徴(ちょう)する月謝やお膝付(ひざつき)のごとき...
谷崎潤一郎 「春琴抄」
...モンセーニュールの範を垂れたもうた高貴にして醇雅な様式と競うて...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...競うようにひとり残らず首へ巻きつけ...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...恣に食らい競うという風であった...
久生十蘭 「ボニン島物語」
...世界の誰とだって愛を競うわ...
平林初之輔 「オパール色の手紙」
...嫉妬の念を絶ちて相競うの勇気を励まし...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...互いに競うて妾を劬(いた)わり...
福田英子 「妾の半生涯」
...ニューヨークのメトロポリタンと覇を競うシカゴ・オペラカンパニーと一年に百回「お蝶夫人」をうたうこと...
三浦環 「お蝶夫人」
...隣邦の王公士民競うて参詣し捧げ物多く花を撒き燈を点(とも)して間断(たえま)なしと見ゆ...
南方熊楠 「十二支考」
...染物と競うほどの美しさを示しました...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...華美を競うのを主としていたように見える...
柳田国男 「年中行事覚書」
...第二職業広告用の理髪彼女達職業婦人のグループはこうしたわけで派手を競うた...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
...美を装い艶を競うを命とする女...
和辻哲郎 「霊的本能主義」
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