...豫め彼自身の燃ゆるが如き心臟によつて端的に擯斥されたものである...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...桶は担い棒の両端につるし下げるのであるが...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...「どうも半端(はんぱ)な庭園じゃな...
海野十三 「大使館の始末機関」
...七段目左端は9である...
佐野昌一 「虫喰ひ算大會」
...あの人はソリの先端にまたがって...
豊島与志雄 「旅だち」
...といって端座して西に向い合掌念仏して眠るが如く息が絶えた...
中里介山 「法然行伝」
...木端微塵(こつぱみぢん)に吹き飛ばされた上...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...その端正さを失いましたが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...薄桃色の羽二重(はぶたえ)に、銀粉をまぶしたような皮膚や、端正な目鼻立、わけても少し大きい眼や、ポッチリ咲いたような唇の魅力など、一つ一つの美しさは算(かぞ)え立てても際限がありませんが、何より、体内に灯された処女の生命(いのち)が、一顰(ひん)、一笑、一挙手、一投足に、恐ろしいばかりの光明(ひかり)になって、その五体から発散するのです...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...口の端に通うものが乏(とも)しくなるにつれ...
久生十蘭 「奥の海」
...ゆっくりしていってちょうだい」女中たちが廊下の端に固まって...
久生十蘭 「キャラコさん」
...『あなたは今、すっかりどなたかに心を取られていらっしゃいますから、可哀そうにあなたから置き去りにされた妾たちには、あなたのお心のどんな隅っこへも入れて頂く余地がないのでございましょうかしら?』そこで我等の主人公は、さっそく知事夫人の方へ向き直って、流行小説の中でズウォンスキイだの、リンスキーだの、リーディンだの、グレミンだのといった連中や、あらゆる巧者な軍人どもが連発する世辞愛想にも負けぬ、如才ない受け答えをしようとして、何気なく眼をあげたが、その途端に、まるで雷にでも撃たれたように立ち竦んでしまった...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...放射線道路の縁端は玄療院の玄関から...
平林初之輔 「二人の盲人」
...池の端の両替屋の...
正岡容 「小説 圓朝」
...田舎(いなか)めいた縁の端にいるのであった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...右の端から抜き打ちを掛けた者があった...
山本周五郎 「新潮記」
...ひん曲ったような長屋の端にあった...
山本周五郎 「百足ちがい」
...町の出端れから地図をたよりに右へ折れて...
吉江喬松 「伊良湖の旅」
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