「竦然」の意味
恐れや緊張で身が引き締まる様子
「竦然」の例文(場面別)
- 文学・小説暗闇で不審な物音を聞いた彼は、竦然として身を固くした。
- ニュース報道証言者は事件当時の状況を語る際、竦然とした表情で「あの叫び声は忘れられない」と述べた。
- 日常会話夜道で後ろから足音がして、竦然と振り返ったら野良猫だったよ。
- 歴史解説侍は敵の刃が閃くのを見て竦然と構え、一瞬の隙を伺った。
小説での「竦然」の使い方
...お見それしましたと土下座するなってんだい!交尾(さかり)のついた警察の雌犬(めすいぬ)め!」こうも人相が変るものか! と竦然(ぞっ)とせんばかり...
橘外男 「グリュックスブルグ王室異聞」
...ただ三人ながら例のこの世の人とも思われぬ蝋(ろう)のような顔色だけが再び意気地なくも私を竦然(ぞっ)とさせたが……「わざわざどうも」と私も急いで立ち上ろうとした...
橘外男 「逗子物語」
...そして竦然(ぞっ)として...
橘外男 「仁王門」
...私はその後二年ばかりたって竦然(ぞっ)とするような事件のために...
橘外男 「墓が呼んでいる」
...竦然(ぞっ)とするような事件のために身震いして...
橘外男 「墓が呼んでいる」
...竦然(ぞっ)とするほど青褪(ざ)めた恐ろしい人相に映りましたり...
橘外男 「蒲団」
...私は竦然(ぞっ)と総毛立ちながら...
橘外男 「蒲団」
...思わず私は竦然(ぞっ)として立ち止まった...
橘外男 「令嬢エミーラの日記」
...竦然(しょうぜん)たるもの...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...こう思って私は竦然(しょうぜん)とした...
谷崎潤一郎 「秘密」
...そのような多人数の農奴を移住させる苦労に竦然(ぞっ)とした...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...思はず竦然として首垂れてしまつた...
牧野信一 「小川の流れ」
...そんなことを聞くと竦然とした...
牧野信一 「鏡地獄」
...それこそ如何(どん)な酷い目に遇ふか? 想つたゞけでも竦然とするし...
牧野信一 「鏡地獄」
...それが最早再び目睫に追つてゐるらしいのに気づいて竦然として激しく頭を振つた...
牧野信一 「心象風景(続篇)」
...と初めて知つて竦然とした...
牧野信一 「毒気」
...竦然として気勢を挫かれた...
牧野信一 「妄想患者」
...恥しさの余り竦然として立ち止まると...
牧野信一 「妄想患者」
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