...これは第三者の判決を竢(ま)たなければならぬが...
大隈重信 「平和事業の将来」
......
小笠原長生 「海島冐險奇譚 海底軍艦」
...こゝに無稽(むけい)の一笑(いつせう)を記(しる)して博識(はくしき)の確拠(かくきよ)を竢(ま)つ...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...寧ろ親方たる資質あるものに竢つ所あり収賄と言ふ勿れ...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...この人を竢(ま)つ時世とを見て泣いた時から...
中島敦 「弟子」
...前後相竢つて始めて人間として有意義な一種の響きを傳へるからそれで凡てが償はれるのである...
夏目漱石 「「額の男」を讀む」
...自己否定を他に竢(ま)たなければならない...
西田幾多郎 「デカルト哲学について」
...其競進の道を杜絶するの不合理なるは論を竢たず...
原勝郎 「貢院の春」
...優游(ゆうゆう)として時機の熟するを竢(ま)っていた...
二葉亭四迷 「浮雲」
...その酷刑であることは論を竢(ま)たないが...
穂積陳重 「法窓夜話」
...この種の思想が日本の歌人に乏しかりしは論を竢(ま)たず...
正岡子規 「曙覧の歌」
...全く客観的に詠みし歌なりとも感情を本としたるは言を竢(ま)たず...
正岡子規 「歌よみに与ふる書」
...乃ちこれを待遇するにまた相当の礼を以てすべきや論を竢たず...
正岡子規 「従軍紀事」
...但(ただし)この歌が幾分か歌ならざる方に近づきをるは論を竢(ま)たず...
正岡子規 「人々に答ふ」
...識者の教えを竢(ま)つ...
南方熊楠 「十二支考」
...古いキリスト教徒がミルレニウムを竢ったごとく...
南方熊楠 「十二支考」
...わが邦では古く帝皇以下ことごとくその経文を篤信して静かにその出世を竢たれたので...
南方熊楠 「十二支考」
...一人は石を切り終って揚代(あげだい)を代償さると心得て竢(ま)つ内...
南方熊楠 「十二支考」
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