「竟」の意味
終わる・ついに
小説での「竟」の使い方
...これは女性の呪(のろ)いであろうか? 或は又理性の呪いであろうか?理性理性のわたしに教えたものは畢竟(ひっきょう)理性の無力だった...
芥川龍之介 「侏儒の言葉」
...畢竟(ひっきょう)神の何者たるかを知らぬからである...
W・S・モーゼス William Stainton Moses 浅野和三郎訳 「霊訓」
...我が宇宙は畢竟ずるに我が心のみ...
石川啄木 「閑天地」
...今度も然(さ)うです、畢竟、僕自身にもまだロマンチックが澤山殘つてます...
石川啄木 「鳥影」
...これあ畢竟空想だ...
石川啄木 「我等の一團と彼」
...樫田武平にとっては究竟(くっきょう)の機会であった...
海野十三 「電気風呂の怪死事件」
...畢竟、余のいわゆる歴史の二つの任務の間には矛盾があるのであるが、それもまた、未来に向って進んでゆく生活を過去として見なければならぬ歴史の本質から生ずるものである...
津田左右吉 「歴史の矛盾性」
...如何に徹底した写実も畢竟はフィクションによって歪曲されるということは...
豊島与志雄 「今日の条件」
...畢竟(ひっきょう)ずるに剣術使いで...
中里介山 「大菩薩峠」
...衣類を悉(ことごと)くり取られて竟(つい)に立って歩けなくなった方が負と判定されるようである...
中島敦 「南島譚」
...――必竟(ひっきょう)あなたのためにした事じゃありませんかと...
夏目漱石 「三四郎」
...畢竟人が孤独で居るのは...
萩原朔太郎 「僕の孤独癖について」
...九時三十五分皇国万歳を寿いで竟に喨々と鶴が鳴き出した恍惚たる瞬間までの事情を...
久生十蘭 「魔都」
...畢竟(ひっきょう)...
火野葦平 「花と龍」
...畢竟(ひっきょう)女性和順の徳に依ることなるに...
福沢諭吉 「女大学評論」
...竟(つい)に彼を駆って伯を頌(しょう)する詩を作ることを思い立たしめた...
穂積陳重 「法窓夜話」
...竟にその実施を延期し...
穂積陳重 「法窓夜話」
...竟宴には宿題があつて...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
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