...その下男は?王子 下男?(腹立たしそうに立ち上る)わたしは王子です...
芥川龍之介 「三つの宝」
...民族として立ち上る気力を与えることが...
浅沼稲次郎 「浅沼稲次郎の三つの代表的演説」
...立ち上るや否や、茨(おどろ)の髮をふり亂して、帶もしどけなく、片手に懷中の兒を抱き、片手を高くさし上げ、裸足(はだし)になつて驅け出した...
石川啄木 「葬列」
...それを早速君に扱ってもらおうかなァ」といって首領は立ち上ると手紙を取るために机の方にいった...
海野十三 「流線間諜」
...慌てて御牧が立ち上るのに続いて...
谷崎潤一郎 「細雪」
...又紐を持つて立ち上る...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のをんな」
...すると彼はそことはだいぶ離れた後方の火口壁のところどころに立ち上る蒸気をさして「あのとおりだ」という...
寺田寅彦 「案内者」
...瀬戸の円い火鉢の鉄瓶から立ち上る湯気とが...
豊島与志雄 「生あらば」
...一種の幻の靄(もや)が立ち上る...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...そこで我々は科学の偉力を信じないわけには行かないが科学の傲慢を許すにはまだ早いようです」穏健なる紳士がこういいながら立ち上ると一同も立ち上って歩き出したが足よりも口の方が盛んである...
中里介山 「山道」
...闇(やみ)押し分けて白く立ち上るを...
夏目漱石 「薤露行」
...大きく高く両腕を天井に突き出してのびをするように立ち上ると...
西尾正 「放浪作家の冒険」
...私は立ち上ると、人差指で柱の真中辺を二三度強く突いて見た...
林芙美子 「清貧の書」
...この通り、まだ未熟な者ですから、海のものとも山のものともわからんのにかかわらず、皆様、よくお出で下さって、このような盛んな御声援を賜わったことは、まことに有難いことでした」イヴォンヌさんに肘で突かれて、キャラコさんが、すこし上気したような顔で、立ち上る...
久生十蘭 「キャラコさん」
...真名古は悒然たる面持で立ち上ると...
久生十蘭 「魔都」
...男はいきなり籬のうへに立ち上ると...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...稲の中から立ち上る滝三)滝三 (右奥遠くを眺めながら)……お父う...
三好十郎 「斬られの仙太」
...武蔵、立ち上ると、傍の草叢の方へ行く...
山中貞雄 「武蔵旅日記」
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