...有名なる私の「晴天防水」――雨が降ると役に立たなくなるレインコート――なんぞは何にもならぬ...
石川欣一 「可愛い山」
...着衣は役に立たなくなるからである...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...それがボロ/\になつて役に立たなくなると...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...香聞(かうきゝ)をすると嗅覚が痺(しび)れてしまつて暫くは物の役に立たなくなる...
薄田泣菫 「茶話」
...声は全く立たなくなる...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...妙子も背が立たなくなる危険を感じて...
谷崎潤一郎 「細雪」
...ガス体の分子やエレクトロンの集団あるいは光束の集合場において各個部分の状態を論ぜんとしても普通の「時」を使う力学は役に立たなくなる場合がある...
寺田寅彦 「時の観念とエントロピーならびにプロバビリティ」
...空間表象の根源性は成り立たなくなる...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...凡そプロレタリア・ジャーナリズムという観念も之では成り立たなくなるし...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...何の役にも立たなくなる恐れがありますから...
夏目漱石 「行人」
...しかしそうすれば私がKを無理に引張(ひっぱ)って来た主意が立たなくなるだけです...
夏目漱石 「こころ」
...足腰の立たなくなるほど打ちのめしてやろうとも考えていた...
宮嶋資夫 「恨なき殺人」
...それはもう君の役には立たなくなる...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...靴音の立たなくなるまで...
山之口貘 「夏向きの一夜」
...それから中毒を起して世間の役に立たなくなる...
夢野久作 「近世快人伝」
...いまはこの地金は紫色をしているがこれが黒褐色となりやがて黒色となるともうすでにこの地金が次の試練の場合に塩化鉄に敗けて役に立たなくなる約束をしているのだから...
横光利一 「機械」
...言葉の一般性というものが役に立たなくなるんですよ...
横光利一 「旅愁」
...第一われらの大義が立たなくなる...
吉川英治 「三国志」
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