「窺知」の意味
こっそりと様子をうかがって知ること
「窺知」の例文(場面別)
- 日常会話彼は窺知ったように私の気持ちを察してくれた。
- ビジネス市場の動向を窺知るために、競合他社の動きを注意深く観察した。
- 文学月明かりの中、彼女は窺知るような眼差しで遠くを見つめていた。
小説での「窺知」の使い方
...「窺知」を通じて、彼女の考えを理解しようとした...
...彼は「窺知」を深めるために、書物を読むことが好きだ...
...あなたの意図を「窺知」したいのですが、はっきり言っていただけますか?...
...この問題に関する情報を「窺知」したところ、結果は予想とは異なるものだった...
...会話の中で「窺知」を活用することで、相手の気持ちを理解することができます...
...とても地上の人間には窺知(きち)し得ないところがある...
W・S・モーゼス William Stainton Moses 浅野和三郎訳 「霊訓」
...到底道學先生の窺知を容(ゆる)さざるものある也...
高山樗牛 「美的生活を論ず」
......
谷崎潤一郎 「春琴抄」
...俺の窺知し得ない心理だ...
豊島与志雄 「道標」
...然るに朱子は其點に就いて破綻を窺知し...
内藤湖南 「爾雅の新研究」
...そが創始時代の制作には必ず原始的なる粗野の精力とこれを発表する簡朴(かんぼく)なる様式との間(あいだ)に後人(こうじん)の見て以て窺知(うかがいし)るべからざる秘訣(ひけつ)を蔵するものあり...
永井荷風 「江戸芸術論」
...採菊山人は即(すなわち)山々亭有人(さんさんていありんど)にして仮名垣魯文(かながきろぶん)の歿後われら後学の徒をして明治の世に江戸戯作者の風貌を窺知(うかがいし)らしめしもの実にこの翁一人(いちにん)ありしのみ...
永井荷風 「書かでもの記」
...此派の作家は好事家が骨董商の奧座敷を窺知れるが如く...
永井荷風 「佛蘭西人の觀たる鴎外先生」
...妻と二人して今までは互に秘置(ひめお)きける古き文(ふみ)反古(ほご)取出(とりいだ)して読返しながら張りつくろふ楽しみもまた大厦高楼(たいかこうろう)を家とする富貴(ふうき)の人の窺知(うかがいし)るべからざる所なるべし...
永井荷風 「矢はずぐさ」
...外間の窺知(きち)を許さないものがある...
中里介山 「大菩薩峠」
...もはや何人も窺知することを許さぬ世界のものとなってしまった...
中谷宇吉郎 「文化史上の寺田寅彦先生」
...在りし昔の事実が窺知される...
中山太郎 「屍体と民俗」
...勃然(ぼつぜん)としてその深奥(しんおう)にして窺知(きち)すべからざる...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...それはとうてい病んだものでなければ窺知することのできない特種な世界であつた...
萩原朔太郎 「月に吠える」
...犯罪社会に怖れられたかを窺知するに足るであろう...
牧逸馬 「ロウモン街の自殺ホテル」
...一體何が私達の上に來るのであらう? 何を私の心は窺知し...
水野仙子 「道」
...しかし其体裁(ていさい)措辞(そじ)は大概窺知(きち)せられるであらう...
森鴎外 「津下四郎左衛門」
...日本人の容易に窺知(きち)し難い進歩があった...
和辻哲郎 「世界の変革と芸術」
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