...絶えず彼の身辺を窺(うかが)っている...
芥川龍之介 「或日の大石内蔵助」
...自分は暫く牛を控へて後から來る人達の樣子を窺ふた...
伊藤左千夫 「水害雜録」
...ある時そっと窺(のぞ)いてみると...
田中貢太郎 「胡氏」
...そこには学生が皆の寝息を窺いながら...
田中貢太郎 「死体を喫う学生」
...暫く様子を窺ってから口をつける...
豊島与志雄 「蜘蛛」
...様子を窺(うかが)ひ候上...
永井荷風 「榎物語」
...夜烏子の人生観とまた併せてその時代の風俗とを窺うことができる...
永井荷風 「深川の散歩」
...更に跼蹐して二三の號舍を仔細に窺へば...
原勝郎 「貢院の春」
...満洲の風がどんなものであるか窺はれて面白い...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...この像の脚下にひれ伏して彼女の御機嫌を窺つたと云はれます...
牧野信一 「歌へる日まで」
...安んじて窺はれた...
牧野信一 「鱗雲」
...そしてこのヅクノキをオリーブと間違えるなんて当時の学者の頭はこの上もなく疎漫で鑑定眼の低かったことが窺われる...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...何かよそからもくすね取ることができるのではないかと窺(うかが)い見るようになってから...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...閉め切った本堂の雨戸の隙間からチラチラ洩れる火影を窺(のぞ)いてみると...
夢野久作 「名娼満月」
...革命者たるの素質がすでに窺(うかが)われる...
吉川英治 「私本太平記」
...さして敵の気配は窺(うかが)えません」と...
吉川英治 「新書太閤記」
...「御寝所はいとお静かのように窺(うかが)われまする」と聞くと...
吉川英治 「新書太閤記」
...後日の証拠に――と云った頼朝の意中を窺(うかが)えば...
吉川英治 「源頼朝」
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