...右はアリコ(インゲン)左はポア(豌豆)何といふ勢ひであろう! 意気天を突くといふは...
石川三四郎 「土民生活」
...』と、聞えぬ程に言つて、兩手を突く...
石川啄木 「天鵞絨」
...果して雲を突くような大仏が立っている...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...されど誰しも投げ槍にまた突く槍に敵將の身を疵つくることを得ず...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...「雪が降ると手前(てめえ)も機嫌がいいな」ムクは米友の前に膝を折って両手を突くようにして...
中里介山 「大菩薩峠」
...組ませないで突くという策戦がよく成功して...
中里介山 「大菩薩峠」
...鼻を突くやうな向ひの山は悉く落葉木であるから狹いにしてはあたりがからつとして居る...
長塚節 「才丸行き」
...「眼を突く前に、投げ銭で額を割られたのなら、黒血が溜るとか流れるとかしなきゃアなりません」「なるほど」「ところが、弥助の額は、黒血も溜らず、腫(は)れもせず、それに、皮が破れているのに、血が出ていないのは、どうしたわけでしょう」「フーム」「これは、眼を突かれて打(ぶ)っ倒れるはずみに、ここにあった煙草盆で打ったのでございますよ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...九尺柄の槍を捻つて突くなどといふ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...頭を突いちやいけませんよ」「窓の障子に映つた影法師の背中を突くと灯(あかり)が下にあるからお前の頭の上を突くことになるのさ」「すると...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...敵を突くには斬られるつもりで――そこで悟つて曰く...
長谷川時雨 「こんな二人」
...フランツを突くと...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
...まるで直ぐの窓上の空ででもあるかのようにちかぢかと澄んで耳を突く...
牧野信一 「鬼涙村」
...井戸清が歌ひながらに一つ突く間には此方のは五度も――」「ほんとうに……」「今は方々で井戸を掘つてゐるんだが...
牧野信一 「毒気」
...熊を突く槍などを持って...
山本周五郎 「ちくしょう谷」
...敵の油断を突くのでなければ成功しない...
吉川英治 「私本太平記」
...斬るも突くも不死身(ふじみ)のおれだ...
吉川英治 「神州天馬侠」
...竿(さお)で突く...
吉川英治 「無宿人国記」
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