...空虚な高踏派的態度のがある...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...大多数の人々は空虚な快楽に耽(ふけ)っている...
大杉栄 「新しき世界の為めの新しき芸術」
...」と空虚な笑い方をして...
太宰治 「新釈諸国噺」
...決して空虚な妄想ではなかった...
太宰治 「走れメロス」
...それで俗悪空虚な生活から救われるものと考えていた...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「決闘」
...二十世紀の文明という空虚な名をたのんで...
寺田寅彦 「津浪と人間」
...空虚な理想なのである...
林芙美子 「浮雲」
...「人間ばなれがしたようなあの顔、いまでも忘れないわ……子供のとき、あたしも神月さんを好きだったのかもしれないわね」カオルは機嫌をなおして、「ずいぶん年をとったけど、美しいことは、いまでも美しいわ……でも、神月の美しさって、空虚な美しさよ...
久生十蘭 「あなたも私も」
...山師の帳場に空虚なる金箱を据え...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...空虚な目ざしで自分の前方をきっと見ていた...
堀辰雄 「楡の家」
...帰って来た兵士等を待っていたものは、空虚なる名誉と、光栄ある失業だけである...
牧逸馬 「土から手が」
...思想の危機を叫ぶことによってあたかも思想を窮迫せしめ、空虚ならしめ、かくて思想そのもののためでなく、むしろまったく他の意図のために謀ろうとすることが彼らの目的である...
三木清 「危機における理論的意識」
...從つて少くとも歴史を考へる立場にとつては或る空虚なものであり得る...
三木清 「歴史哲學」
...それははなはだ空虚な頼りないものである...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...普通一般の人々におけると同じような空虚な力弱い判断が見出されるのは一体どうしたわけであろう((c)確かにそういうことがあるのである)...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...その零(ゼロ)のごとき空虚な事実を信じて誰も集り祝っているこの山上の小会は...
横光利一 「微笑」
...何といふ靜かな空虚なものであらう!‥‥五二度目に二人が逢つたのは...
ピエル・ロチ Pierre Loti 吉江喬松訳 「氷島の漁夫」
...自身でも何となく空虚な...
吉川英治 「剣難女難」
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