...そうしてついに空しくなった...
芥川龍之介 「或敵打の話」
...一丸空しく発せず...
石井研堂 「大利根の大物釣」
...空しく見送らねばならぬ...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...トランクの男はとうとう空しく引返した様子でした...
江戸川乱歩 「湖畔亭事件」
...空しく橋本の前を過ぎて...
大町桂月 「吾嬬の森」
...空しく待たさしむること三日...
大町桂月 「十和田湖」
...余の如く大望を抱きて空しく土と化せしもの古来幾人かある...
高浜虚子 「子規居士と余」
...墓塔空しく雨露の爲に朽つ...
高山樗牛 「人生終に奈何」
...脆(もろ)くも破れて空しく一族の血汐(ちしほ)を平等院(びやうどうゐん)の夏草(なつくさ)に染めたりしは...
高山樗牛 「瀧口入道」
...老ゆれども水師のほとり空しくも殘り留ることあらず...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...されど空しく譽なく生を終らん我ならず...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...あれあの通り」屋根の上の旅人体の男を小森は空しく指して...
中里介山 「大菩薩峠」
...彼の修めた学課とは大分系統違いのヴォルテエルやモンテエニュが空しく薄埃をかぶって並んでいる...
中島敦 「狼疾記」
...空しく君を望み見て百たび胸を焦すより死なば死ねかし感情のかくも苦しき日の暮れを鐵路の道に迷ひ來て破れむまでに嘆くかな破れむまでに嘆くかな...
萩原朔太郎 「氷島」
...十二年の歳月は甚(はなは)だ短きにもあらず『日本』はいよいよ健全にして我は空しく足なへとぞなりける...
正岡子規 「墨汁一滴」
...河の中にて力竭(つ)きて空しく流れ失(う)せぬ...
南方熊楠 「十二支考」
...今その家を訪ねて空しく戻って来た途中だという...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...ここに空しく崩れてしまったかと思うと彼は悲しい...
吉川英治 「宮本武蔵」
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