...どうしてそれを地獄の火に穢(けが)す気がするでせう...
芥川龍之介 「悪魔」
...)――その二人は既(も)う發(た)つて了つて穢ない室の...
石川啄木 「赤痢」
...と穢(きたな)らしい子供等が家々から出て来て...
石川啄木 「天鵞絨」
...義雄が第一に穢(きたな)らしいと思つた白の腰卷きが隱れる...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...六 穢を生じたのは...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...水は汚穢を清浄にするの力を有す...
高木敏雄 「比較神話学」
...「穢(きたな)い処でかまわなければおあがりなさい」と言った...
田中貢太郎 「豕」
...自分の熱愛しているアンナの夫のカレニンの風貌(ふうぼう)を見て穢(けが)らわしい心持になったと同じような気がして...
近松秋江 「狂乱」
...いちばん穢らわしい...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...なにもそう久しく穢土(えど)にいなければならないという筈のものではないのに...
中里介山 「法然行伝」
...穢ない子供たちがその上に攀じ登って遊んでるのもあわれである...
野上豊一郎 「七重文化の都市」
...八幡樣へ朝詣りに行つた歸りだから――」「不斷はもろ/\の罪穢(つみけがれ)で滿々として居るんだらう...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...穢多(えった)でも乞食でも颯々(さっさつ)と近づけて...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...危険な物や穢(きたな)い物ことごとく消え失せ...
南方熊楠 「十二支考」
...罪に穢(よご)れ...
夢野久作 「白くれない」
...「ケ……穢(けが)らわしいわよッ……ア……アンナ奴……」「……でも……でも……」笠支配人は度を失った...
夢野久作 「二重心臓」
...唾液(つば)でも吐きやがると穢(きたな)いからな……ちょっとこの電燈を持っててくれ...
夢野久作 「焦点を合せる」
...もと倉庫か何かであつた穢(むさ)い地下室を...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
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