「穏」の意味
おだやか
小説での「穏」の使い方
...海はことのほか静穏であって...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...そういう次第で実行にうつさないでしまいました」「それくらいの穏健(おんけん)な勤めなら...
海野十三 「奇賊は支払う」
...それにつけても、樹明さんはどうしたのだらう、こんなに長く、といつても五日ばかりだが、やつてこないことは、今までにはなかつた、禁足か、自重か、それとも家事多忙か、身辺不穏か、とにかく気にかゝるけれど、此場合、訪ねてゆきたくない、行くべきでないと思ふ、いろ/\の理由から...
種田山頭火 「其中日記」
...この大会を利用して「仏教徒よ立て! ブダガヤの聖地を奪還せよ!」という甚だ宗教的に穏当ならぬ政治的スローガンをかかげて...
戸坂潤 「社会時評」
...それからふたたび静穏が落ちてきた……大凪が……...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...お銀様の心がまた穏かならぬものになりました...
中里介山 「大菩薩峠」
...出来るだけ穏かにすますようすかしたり...
浜尾四郎 「死者の権利」
...……江戸のうちでお上の袖がこいの中につつまれて安穏に世を忍べるところといえば...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...不穏な形勢だと知らせてきた...
久生十蘭 「だいこん」
...たといどんなに天気の穏やかなときでも...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「メールストロムの旋渦」
...感激はそれに随う安静(ルーエ)と平穏とからわれわれを光に照らされた...
三木清 「語られざる哲学」
...それでなく穏やかに御同意をなされればあちらへのお送り迎えを私の手でどんなにでも都合よく計らいますのにはばかりがあるものですか...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...静穏と幸福とがある...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...つねに平穏無事ではない...
山本周五郎 「竹柏記」
...甲斐は穏やかに、女どもから聞いていたし、厩橋侯であることは、江戸の市民なら誰でも知っているであろう、と答えた...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...といってこの地方が平穏にもならなかった...
吉川英治 「三国志」
...何で穏やかに済もう...
吉川英治 「三国志」
...この穏かな四月の陽ざしと温い東南風(いなさ)の中に...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
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