...しかし最も明るい星はその容積が大きくまた高温度のためにその比重が甚だ小さいにかかわらず大きな質量をもつであろうと考えるのはむしろ穏当であろう...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...依然として平穏(へいおん)な日がつづいた...
海野十三 「少年探偵長」
...ごく柔らかな、穏やかな、さやさやと薬缶から湯気が噴き出すような、かすかな音...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 海野十三訳 「まだらのひも」
...刺戟(しげき)の少い田舎の町で安穏(あんのん)に暮して行くのには適しているし...
谷崎潤一郎 「細雪」
...静かな穏やかな清らかな感じのするものであった...
寺田寅彦 「写生紀行」
...すべてが安穏に思える時もある...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...すべてが平穏である代りにすべてが寝ぼけている...
夏目漱石 「三四郎」
...この頃の天候は不穏である...
夏目漱石 「野分」
...穏健で郷土色が濃い...
野村胡堂 「楽聖物語」
...波が、青い穏かな波が、無限の嵐にあふられて、今にも狂ひまはりさうに想へた...
原民喜 「壊滅の序曲」
...それは穏やかな仮面の下に隠されていた本性を現した徒刑囚の姿が冷酷無慈悲なものとなったからであった...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...漂流の第一夜は平穏ではなかった...
久生十蘭 「海難記」
...隠れ宿が知られては穏やかじゃねえな...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...おごそかな静穏が広場いっぱいに立ちこめて...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「幻滅」
...平常で安穏な生活の中にいる...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...しばし平穏無事だった...
吉川英治 「新・水滸伝」
...探偵小説の同人雑誌としては奇蹟的に平穏な好調のうちに第二巻第十二号まで続けて来たのであった...
蘭郁二郎 「休刊的終刊」
...時々乱暴な言葉を使った)「黒ちゃんは穏和(おとな)しいから好きよ...
蘭郁二郎 「夢鬼」
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