「稚気」の意味
子供らしい無邪気さ
「稚気」の例文(場面別)
- 日常会話彼の稚気あふれる笑顔に、思わずこちらも笑みがこぼれた。
- 文学表現春の野原で遊ぶ子供たちの稚気が、作者の郷愁を誘う描写となっている。
- 教育現場生徒の稚気を尊重しつつも、社会性を養う指導のバランスが求められる。
- 心理分析クライアントの稚気に満ちた言動の背景に、発達段階の課題が見えてきた。
小説での「稚気」の使い方
...感情が粗雑で稚気があつて...
石川啄木 「鳥影」
...永遠の若さと稚気と自由...
豊島与志雄 「エスキス」
...いかにも稚気(ちき)を帯びた調子でかつ厭味(いやみ)らしく飾って書いてある...
永井荷風 「夏の町」
...我を忘れて心酔するの稚気(ちき)があるのです...
中里介山 「大菩薩峠」
...この稚気が存する間...
中里介山 「大菩薩峠」
...満々たる稚気とを振い起して...
中里介山 「大菩薩峠」
...余りに稚気(ちき)満々たる誇負(こふ)を見たからである...
中島敦 「弟子」
...少し大人気(おとなげ)を欠いた稚気(ちき)さえ現われていた...
夏目漱石 「行人」
...けれども表向彼女の意見に相槌(あいづち)を打つほどの稚気(ちき)もなかった...
夏目漱石 「行人」
...だから大町桂月は主人をつらまえて未(いま)だ稚気(ちき)を免がれずと云うている...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...永遠に稚気芬々たる子供であって...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...そのあらゆる稚気と俗臭にかかわらず...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...一つの笑殺すべき稚気である...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...稚気離(ちきばな)れのしない...
久生十蘭 「うすゆき抄」
...稚気(ちき)を嘲(わら)うように...
吉川英治 「新書太閤記」
...もっと稚気があり天真爛漫だったというなら...
吉川英治 「随筆 新平家」
...まるで子どもみたいな稚気に返っている...
吉川英治 「俗即菩提」
...愛すべき稚気(ちき)さえ持っているじゃアないか! こうして世阿弥を殺すにも先に立ってゆくんだからな」と...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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