...弟子の稚子(ちご)に死なれて眼前の無常に驚き...
中里介山 「法然行伝」
...脣(くちびる)に臭ぞ殘る放埒の慾心のあさましく汚らはしああ悔恨は死を迫るつと起き出でてよろよろとたんすを探る闇の中しかはあれ共ピストルを投げやりてをののきぬ怖れぬ床に身を臥(ふ)してそのたまゆらに狂ほしく稚子のやうにも泣き入りぬさはしかすがに事もなく夜の明けたるを悦びて感謝の手をば合せぬる...
萩原朔太郎 「宿醉」
...稚子(をさなご)のやうに成りて正雄の膝を枕にして寐る時あり...
樋口一葉 「うつせみ」
...その稚子(ちし)また眷族(けんぞく)なる件の諸魚が半竜半馬の相を具うるので照々たりといわん...
南方熊楠 「十二支考」
...有智山(うちやま)の稚子(ちご)にて候(さふら)ひし...
吉川英治 「私本太平記」
...稚子(ちご)が」と...
吉川英治 「私本太平記」
...しかし五歳の稚子大将をたよって...
吉川英治 「私本太平記」
...「稚子」「はい」「名は何というか」「佐吉(さきち)と申します」「佐吉か...
吉川英治 「新書太閤記」
...ふたりの稚子(おさなご)を厄介者のように...
吉川英治 「新書太閤記」
...稚子(ちご)を連れたひとりの老僧が...
吉川英治 「新書太閤記」
...戯(たわむ)れ合っていた稚子(ちご)たちが...
吉川英治 「親鸞」
...稚子(ちご)たちがそろう...
吉川英治 「親鸞」
...鞍馬の一稚子(ちご)を擁して...
吉川英治 「随筆 新平家」
...稚子たちは、わらわら逃げ散った...
吉川英治 「源頼朝」
...いつまでお許(こと)は稚子(ちご)でいる気か」「おねがいです...
吉川英治 「源頼朝」
...何ですか」暴れ廻っていた稚子は七...
吉川英治 「源頼朝」
...稚子の仲間をふり向いて...
吉川英治 「源頼朝」
...首をちぢめて、稚子達は、そろそろと廻廊を曲がって行った...
吉川英治 「源頼朝」
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