...肩に程よい円(まろ)みがあつて...
石川啄木 「鳥影」
...さてそれから、程よいところで、彼の犯人は灰のようになった人体の粉末を、気球の上から湖上に向って撒いたのです...
海野十三 「人間灰」
...何しろ闇夜(やみよ)程よいと云うのであるから...
谷崎潤一郎 「細雪」
...革命にたいして程よい信じ方しかしてはいなかった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...程よい装飾をなしている...
豊島与志雄 「裸木」
...料理に程よい大きさとなる...
豊島与志雄 「文学以前」
...ちょうど程よい枝ぶりのところへ帯をかけて……それから着物と襦袢(じゅばん)とを一度に……脱ぎかけると...
中里介山 「大菩薩峠」
...それでこの通りに押して参上」抜身(ぬきみ)の槍を抱えて竜之助は程よいところへ坐り...
中里介山 「大菩薩峠」
...眼が見えるのです――それに程よい間隔を置いて...
中里介山 「大菩薩峠」
...話は早く終れば終る程よいと思つてゐた...
新美南吉 「良寛物語 手毬と鉢の子」
...物事には程よい加減があるから...
新渡戸稲造 「教育の目的」
...彼の程よい低音は彼の磊落さに上手く調和して決して不快感を与えなかった...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...理論といふものは成るべく単純な程よい...
平林初之輔 「文学の本質について(一)」
...私の手と出遇ふのに程よい高さにそれを持ち上げたのである...
ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 堀辰雄訳 「夢」
...程よい時が経つと当夜の主人である高畠子爵は...
宮本百合子 「伊太利亜の古陶」
...杖で程よい処を刺すとたちまち美しい泉が湧(わ)いた...
柳田国男 「年中行事覚書」
...程よいところで金をせびる...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
...貴公たちには難事件にぶつかる程よい修業じゃよ...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
便利!手書き漢字入力検索
