...庭の程よい処(ところ)に望遠鏡を据ゑつけてゐた...
犬養健 「朧夜」
...革命にたいして程よい信じ方しかしてはいなかった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...人の少い程よい場所をちらっと見定めて...
豊島与志雄 「小説中の女」
...円い自然石を庭の程よいところに据えた...
豊島与志雄 「古井戸」
...彼女は病室にはいって、程よい辺へ坐り、低く頭を下げて云った...
豊島与志雄 「幻の彼方」
...ちょうどそれを程よいところでクギリをつけてから筆をさしおいて...
中里介山 「大菩薩峠」
...眼が見えるのです――それに程よい間隔を置いて...
中里介山 「大菩薩峠」
...橋の東詰の程よいところまで来るとしめし合わせて...
中里介山 「大菩薩峠」
...程よい酔ひのめぐりで...
林芙美子 「浮雲」
...私の手と出遇ふのに程よい高さにそれを持ち上げたのである...
ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 堀辰雄訳 「夢」
...ただ髪の毛が程よい赤色...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「くちなしの花」
...砂地に置き棄てられた漁船などが程よい点景となつて見渡された...
牧野信一 「清一の写生旅行」
...程よい時が経つと当夜の主人である高畠子爵は...
宮本百合子 「伊太利亜の古陶」
...頭を程よい空間に保ってはじめて二つの心が...
宮本百合子 「五月の空」
...程よい中間も見出されうるのである...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...程よいところで金をせびる...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
...つい側へおく人間には程よいので...
吉川英治 「新書太閤記」
...程よい所へ敷いた...
吉川英治 「宮本武蔵」
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