...恐らく餘程石本の異彩ある態度に辟易してるのであらう...
石川啄木 「雲は天才である」
...六程なく吉野や靜子等も歸路に就いた...
石川啄木 「鳥影」
...一方の海岸から他の海岸へ行くのに船に乗つて一と月もかゝる程大きいよ...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...一所に描いていても絵具かニカワ位を借りに来る位で殆ど何をやっているのか分らない程です...
上村松園 「私の仕事 松篁の仕事」
...それ程のスリルがあるのだ...
江戸川乱歩 「悪魔の紋章」
...人がどの程度の肉欲家であるかを知るには...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...故郷までの全旅程の三分の一くらいしか来ていないのである...
太宰治 「十五年間」
...成る程、そこの一廓は男子禁制の女護の島であるけれども、外廻りには要所々々に番兵が立ち、晝夜の分ちなく見張りの眼が光っているのである...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...だからそういうものを考えることは具体的な生活の過程であるべき歴史を知ることにはならぬ...
津田左右吉 「歴史の学に於ける「人」の回復」
...まだ決して自分の意志を表白し得るほどの程度にも達していないのですが...
中里介山 「大菩薩峠」
...川柳の馬鹿もある程のことです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...斧で割らなければならない程になり...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...在りのまゝの物体を在りのまゝに見すぎると喪心するものだからね……」好くも斯んな細い声が出るものかと吾ながら驚かされる程の細い声で...
牧野信一 「凩日記」
...より高い程度の先見...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...成程、これは面白い...
夢野久作 「白髪小僧」
...二十分程のうちに其(その)後(うしろ)の空に火の色の雲が出来た...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...人をも娯ませずに措きませんなあ」また、いつ頃からか、私は、靈山人、或は靈山子と篏した十數枚の繪畫やら一帖餘の繪反古をも、書庫につツこんだ儘、時折、くり展げては、――どうして、これ程な人が、不遇のまゝ終つたらうか...
吉川英治 「折々の記」
...小説にたいする便覧程度でゆるしていただきたい...
吉川英治 「随筆 新平家」
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