...とにかく次の動作に移ろうとするその前に...
有島武郎 「或る女」
...葉子はすぐほかの病院に移ろうと思ってつやにいいつけた...
有島武郎 「或る女」
...迷信譚はこれで止(や)めて、処女作に移ろう...
泉鏡花 「おばけずきのいわれ少々と処女作」
...いよいよこの覆面算の探偵に移ろう...
佐野昌一 「虫喰い算大会」
...もっと面白い話に移ろう...
戸坂潤 「社会時評」
...その身体に乗り移ろうとするのだ...
豊島与志雄 「都会の幽気」
...琵琶をやめていっそ三味線に移ろうかと...
中里介山 「大菩薩峠」
...自分の本領へ飛び移ろう飛び移ろうとのみ思っていたのですが...
夏目漱石 「私の個人主義」
...一緒に何処かへ移ろうじゃないか」と私をお促しなさるけれど...
堀辰雄 「かげろうの日記」
...七種についてのいろいろの前座講釈はこの処抜きにして短刀直入植物の事に移ろう...
牧野富太郎 「植物記」
...(歌) 都ぞ弥生の雲紫に花の香漂う宴の莚尽きせぬ奢に濃き紅やその春 暮れては移ろう色の(立ちどまる)春子 (他の三人に)ほらね...
三好十郎 「樹氷」
...そして移ろうていく秋草の花の哀れな野をながめていては家も忘れるばかりであった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...雀も落付きが悪くて外へ移ろうとするのだろうと思った...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...一挙に屠(ほふ)るべく大行動に移ろうとした時である...
吉川英治 「三国志」
...「あちらへ移ろう」秀吉は...
吉川英治 「新書太閤記」
...船上へ逃げ移ろうと...
吉川英治 「随筆 新平家」
...彼方の水平線は常に蒸気が湧き不明瞭だったが、未知の木性羊歯、蘇鉄、鱗木、封印木からなる大ジャングルが都市の外に広がり、移ろう蒸気の中、悪ふざけのように群葉が波打つファンタスティックな様を見ることができた...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「時間からの影」
...林から野原へ移ろうとする処であった...
若山牧水 「みなかみ紀行」
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