...更にその糧秣廠に火事のあったことを思い出し...
芥川龍之介 「本所両国」
...彼らは農家の戸別訪問をして糧秣廠よりも遙かに高価に引受けると勧誘した...
有島武郎 「カインの末裔」
...糧秣廠から買入代金が下ってもそれは一応事務所にまとまって下るのだ...
有島武郎 「カインの末裔」
...厩の前の乾秣(やた)場で...
石川啄木 「天鵞絨」
...牝牛は無事に其処の秣架(まぐさだな)に居る...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...秣(まぐさ)にするトウモロコシだよ...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...糧秣(りょうまつ)の補給を引き受けていたんだが...
高見順 「いやな感じ」
...ただ横にころがって自分の秣草(まぐさ)と夢とを平和に反芻(はんすう)することばかり求めてる...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...荷馬(にうま)の口へ結びつけた秣桶(まぐさおけ)から麦殻(むぎから)のこぼれ落ちるのを何処から迷って来たのか痩せた鶏が一...
永井荷風 「夏の町」
...途に遙に小爆布をのぞむ多度山の櫟がしたに刈る草の秣が瀧はよらで過ぎゆく養老公園落葉せるさくらがもとの青芝に一むら淋し白萩の花養老の瀧白栲の瀧浴衣掛けて干す樹々の櫻は紅葉散るかも瀧の邊の槭(もみぢ)の青葉ぬれ青葉しぶきをいたみ散りにけるかも十七日...
長塚節 「長塚節歌集 中」
...養老はあんなものではないあれは秣が瀧といふのだと柘植氏は語る...
長塚節 「松蟲草」
...糧秣廠(りょうまつしょう)からの警告を順一に伝えると...
原民喜 「壊滅の序曲」
...壁には大きな秣草棚(まぐさだな)や秣草桶がいくつも並んでいます...
ジョナサン・スイフト Jonathan Swift 原民喜訳 「ガリバー旅行記」
...ぐるりについている秣のきれっぱしを舐(な)めとろうとするが...
久生十蘭 「キャラコさん」
...秣草だけは常にも増して貪る癖に...
牧野信一 「夜見の巻」
...運び去り得ない一切の糧秣(りょうまつ)と食糧はこれを焼き払い打ち毀すのが一般の慣(なら)いらしいからである1)...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...庫中の糧秣(りょうまつ)や予備の財もとぼしくなってきています...
吉川英治 「新・水滸伝」
...納屋に入れてある秣(まぐさ)を...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「ぶどう畑のぶどう作り」
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