...月輪禅閤(つきのわぜんこう)の奥に仕える万野(までの)と申すものでございますが...
吉川英治 「親鸞」
...ようしたもののう」禅閤は...
吉川英治 「親鸞」
...物蔭から精悍(せいかん)な眼を光らせて走って来た天城四郎が今しも邸内に入ろうとする禅閤の法衣(ほうえ)の袂(たもと)をとらえて...
吉川英治 「親鸞」
...「どうじゃな」父の禅閤は...
吉川英治 「親鸞」
...お文状(ふみ)でございます――禅閤様へ」「わしへ」禅閤はふりむいて...
吉川英治 「親鸞」
...禅閤は、絶えず、沈黙して、親戚たちの詰問を浴びているほかなかった...
吉川英治 「親鸞」
...また、それに対して、禅閤自身も、押しきるだけの自信がなかった...
吉川英治 「親鸞」
...秋には婚儀を挙げさせるという禅閤(ぜんこう)のうごかない意志をみては...
吉川英治 「親鸞」
...僧正と月輪禅閤とは肉親である...
吉川英治 「親鸞」
...和解の途(みち)はないものだろうか」禅閤は...
吉川英治 「親鸞」
...「かの上人ならば」と、禅閤は、一縷(いちる)の望みを抱いて、今の大きな危機を、自分の信念と誠意をもって、未然に、打開できれば、それはただ吉水の門派や一箇の法然の幸いであるばかりでなく、社会不安の一掃であり、また、一般の法燈のためにもよろこぶことだと信じていた...
吉川英治 「親鸞」
...月輪禅閤(ぜんこう)であったにちがいない...
吉川英治 「親鸞」
...――光明の道、易行往生(いぎょうおうじょう)の信をもって通った道を、どうして、暗澹(あんたん)たる悲嘆の泥濘(ぬかるみ)として踏まなければならないか、禅閤は、「……死にたい、もう、人の世がいやになった」牛車(くるま)の内で、つぶやいていた...
吉川英治 「親鸞」
...禅閤は思わず太い息をもらした...
吉川英治 「親鸞」
...そう上人のすがたを想像していた月輪禅閤は...
吉川英治 「親鸞」
...禅閤はすぐ恥じた...
吉川英治 「親鸞」
...すっかり禅閤が諒解をとげてきてあるので...
吉川英治 「親鸞」
...舅(しゅうと)の月輪禅閤(ぜんこう)のどれほどな運動があったか知れないのである...
吉川英治 「親鸞」
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