...何か神秘的なところがありますね...
アントン・チェーホフ 神西清訳 「桜の園」
...それから菓子店に特有な神秘的なボルド酒とシェリ酒の瓶が二本...
チェスタートン Chesterton 直木三十五訳 「見えざる人」
...しかしこの話の神秘的なところが何となくピタゴラスの豆を自分に思い出させるのである...
寺田寅彦 「ピタゴラスと豆」
...そういった神秘的な成長というものは...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「緋のエチュード」
...何か神秘的な能力に助けを求めているのではない...
戸坂潤 「イデオロギーの論理学」
...それだけで夫を弁証法的だと呼ぶことは神秘的な命名法にしか過ぎないだろう...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...甚だ偶然で神秘的なことになるだろう...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...神秘的な、そしてまた恐ろしい意味かもしれない...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...しばらくして主人は思い出したように「全体どこが神秘的なんだい」と念のために聞いて見る...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...神秘的なことをいう...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...神秘的な色彩を奪つて...
平林初之輔 「文学方法論」
...神秘的な雲霧を排し...
前田多門 「「人間宣言」のうちそと」
...何か神秘的な特異質があるのでございましょう...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...足元にも寄り付けないくらい神秘的な...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...もっともっと高潮した意義を含む存在の理由……人間の内的生活に対して何等かの深い関係を持っているもののように思われてならぬ……そうして又見れば見る程不思議な恰好……恐ろしく神秘的なもののような……同時に又恐ろしく無意義なるもののような……」こうしてとうとう要領を得ずじまいに終られる方が多いであろうと考えられます...
夢野久作 「鼻の表現」
...その上に静かな神秘的な微笑が漂うている...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
...しかも言い難く神秘的なのである...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
...また玉虫廚子の密陀画が、その線の奇しき律動によって、一種神秘的な、同時に鋭い哀感を起こさせるに対し、右の勢至やその相脇立ちたる観音などの像が、そのなだらかにして朗らかな線の律動により幾分冷ややかに、超然とした、清浄な印象を与えるのは、その根柢にたどって行けば結局は二つの時代精神の相違に帰着し得ると思う...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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