...アルペン山の又なき神々しさを拝みたる許り嬉しき時はなかりき...
石川啄木 「閑天地」
...透き徹らんばかりに(ろう)たけた神々しさ! 何かは知らず...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...それから御幣(ごへい)と扇と五色の布とがつけてある大黒柱の神々しさを見た...
豊島与志雄 「少年の死」
...司祭(コロン)に導かれて神前に進む彼の神々しさに...
中島敦 「南島譚」
...その智は無論叡智と云へる程の神々しさはないが...
南部修太郎 「現代作家に対する批判と要求」
...第三楽章の「病後の祈り」の神々しさに至っては断じて比類がない(コロムビアS一〇九八―一一〇二)...
野村胡堂 「楽聖物語」
...さっと御座をお立ち遊ばした時のあの御姿の神々しさ...
浜尾四郎 「殺された天一坊」
...わが霊山の神々しさを感じたのであろう...
平田晋策 「昭和遊撃隊」
...風のために顏をしかめてゐるのが彼女に思ひがけない神々しさを與へてゐる...
堀辰雄 「不器用な天使」
...あの野なかの十字架のうえを血で染めたように赫やかせながら没してゆく太陽の神々しさです...
堀辰雄 「雪の上の足跡」
...この美の涙ぐましい神々しさに面して...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トリスタン」
...あの巧みさ神々しさ...
三上於兎吉 「艶容万年若衆」
...それが広がって神々しさになる...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...ほのかな神々しさを流していた...
吉川英治 「剣難女難」
...私の家族どもを救い出してくだされた……あの時のおん身の姿の神々しさ……有難さ...
吉川英治 「親鸞」
...それを前に置いて独り高く聳えて居る富士山の神々しさにつくづくと心を酔わせたのであった...
若山牧水 「みなかみ紀行」
...清楚なしかもふくよかなその胸の神々しさ...
和辻哲郎 「偶像崇拝の心理」
...その像の神々しさも美しさもことごとく崩れ去るように感ずる...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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