...家庭の悲惨な犠牲になつて青年の希望も勇気も消磨(せうま)しつくして了(しま)つた兄の苦痛と――人生は唯(たゞ)長い苦痛の無意味の連続ではないか...
田山花袋 「父の墓」
...いったい、そんなことが出来るかい」「出来るとも、見ていたまえ」陳君は、確信ありげにいうが、彼とて、たかが船長附(つき)のボーイではないか、お茶を運んだり、靴を磨いたり、寝台の毛布を畳(たた)んだりする役目のボーイが、この千五百噸(トン)級の汽船を、海賊たちから易々(やすやす)と、奪うことが出来るものか...
寺島柾史 「怪奇人造島」
...或時は羯磨(かつま)が現われ...
中里介山 「法然行伝」
...磨墨の作用によって硯の面の性質もだんだん変って来るので話が一層厄介になる...
中谷宇吉郎 「硯と墨」
...達磨(だるま)と云う坊さんは足の腐るまで座禅をして澄ましていたと云うが...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...よく磨(みが)き拔かれてあり...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...信州から出た傑物は佐久間象山(さくましょうざん)に松井須磨子だとまで脱線した...
長谷川時雨 「松井須磨子」
...芋虫さんといっている逗子組の佐竹さんの久磨子さんがやってきた...
久生十蘭 「だいこん」
...夜やや更(ふ)けて屋後に刀を磨(と)ぐ音す...
南方熊楠 「十二支考」
...段六 砥石だと? 砥石を何にすっだい?仙太 刀を磨ぐのよ...
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」
...例えばマツナ 肥前南高来(みなみたかき)郡マツナ 筑前マツブキ 播磨この二つは『本草啓蒙』に出ている...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...生活の砥石ややすりで磨かれたり削られたりしたあげく...
山本周五郎 「季節のない街」
...磨(とぎ)は悪いがシャンとしている...
夢野久作 「白くれない」
...押借と放火と殺傷とで遠近を脅かしてから、尊王攘夷は名ばかりに取られ、逃ぐる者は出ても、加はる者は無く、若年寄田沼玄蕃頭を目代として、十二諸侯(松平下總守鳥居丹波守、水野日向守、松平右京亮、土屋采女正、細川玄蕃頭、松平播磨守、堀内藏頭、井上伊豫守、松平周防守、丹羽左京太夫、板倉内膳正)の兵およそ一萬三千人がひし/\と筑波をとり卷いた...
横瀬夜雨 「天狗塚」
...なにしろ磨(と)ぎこぼしの米粒の幾粒すらも流し元から逃がさぬように一ツ一ツ笊(ざる)へ拾っていた母の指を覚えている...
吉川英治 「舌のすさび」
...峠の下に望まれる播磨灘の一端を指した...
吉川英治 「私本太平記」
...ある者は石を磨き...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...飾磨(しかま)へは必ず寄る筈...
吉川英治 「宮本武蔵」
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