...娘里と共にくるすと称(とな)へ候小き磔柱形(はりきがた)の守り本尊を礼拝(らいはい)致し...
芥川龍之介 「尾形了斎覚え書」
...ちよいと磔(くるす)を爪でこすつて...
芥川龍之介 「煙草と悪魔」
...(ある人はスリルといえばこの恐怖の激情だけのように考えているかも知れないが、字典も明示している通り、スリルはむろん恐怖に限るものではない)人ごろし、血みどろ、一寸だめし五分だめし、逆磔刑、鋸(のこぎり)引き、その他殺人と刑罰との肉体的スリル、人体解剖、毒殺、疾病(しっぺい)、手術などの医学的スリル、世界中を敵として逃げ廻る犯罪者の身の置きどころもないたえ難い恐怖、追われるもののスリル、断崖、高層建築などの墜落恐怖、猛獣、蛮人などから感じる冒険スリル、一方にはまたお化け、幽霊、生霊、神罰、仏罰、心霊現象などの不可知なるものから生ずるスリルなどがこれである...
江戸川乱歩 「探偵小説の「謎」」
...今や公津の野の磔柱の上にあらはれたり...
大町桂月 「宗吾靈堂」
...この輩(てあひ)は耶蘇が磔台(はりつけだい)に上(あが)つたのを...
薄田泣菫 「茶話」
...磔にかかっているよ...
太宰治 「走れメロス」
......
中山啓 「先駆者」
...重ければ磔刑(はりつけ)にもなると言われました」「それは脅かしだろう」「いえ...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...前から用意した磔刑柱に掛けて矢来の中におっ樹(た)てます...
野村胡堂 「新奇談クラブ」
...親分の前(めえ)だが――」「親分の前だけは余計だよ」「へッ、へッ」「話でもしたかい」「しましたよ」「どんな事を」「手錠の話から、磔刑の話、火焙りの話――」「馬鹿だな...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...主殺しは間違いもなく磔刑(はりつけ)だ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...主人を殺して磔刑(はりつけ)柱を背負わされるのは...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...この「ひきさらし」は磔刑(たっけい)のときもかならずする...
服部之総 「せいばい」
...「磔野郎」と言う時も...
正岡容 「寄席行燈」
...彼れ若し磔刑に処せられなかったならば...
正宗白鳥 「論語とバイブル」
...領主の磔柱の上で生涯一度の愉快そうな笑いを笑う...
宮本百合子 「鴎外・芥川・菊池の歴史小説」
...初花の磔刑柱(はりつけばしら)の下に進み寄りて心静かに跪き礼拝しつ...
夢野久作 「白くれない」
...月夜野橋に到る間に私は土地の義民磔(はりつけ)茂左衞門の話を聞いた...
若山牧水 「みなかみ紀行」
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