...彼はその教團の多くの兄弟のためにその身と心とを碎かなければならなかつた...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...碎けた態度でおだてた...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...飛魚の頭が碎けたのではないかと思ふほど痛々しく感ぜられる...
海野十三(佐野昌一) 「南太平洋科學風土記」
...敵部隊を粉碎するためには...
關口存男 「新獨逸語文法教程解説」
...貴樣々々(きさま/\)と頭碎(あたまごなし)...
アントン・チエホフ Anton Chekhov 瀬沼夏葉訳 「六號室」
...アカイア族の胸中の思はげしく碎かれぬ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...あたりに立ちて戰へる猛士らの盾おほいなる石に打たれて相碎く...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...鋭刄は貫き通り骨碎き...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...路に斃れしカラバンの枯骨碎けて塵となり魂(たま)啾々の恨さへあらしにまじる大砂漠もの皆滅ぶ空劫の面影君はこゝに見む...
土井晩翠 「天地有情」
...且つ一部分の零碎な批評の外に...
内藤湖南 「支那目録學」
...夫婦喧嘩(ふうふげんくわ)でもしたか」醫者(いしや)は毎日(まいにち)百姓(ひやくしやう)を相手(あひて)にして碎(くだ)けて交際(つきあ)ふ習慣(しふくわん)がついて居(ゐ)るので...
長塚節 「土」
...その上に顏の上半を打ち碎かれて血みどろになつた男爵のでつぷりした體が横たはり...
南部修太郎 「死の接吻」
...あの土に霜柱(しもばしら)の碎(くだ)けたのが交つて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...二階から落ちて腦天を碎いた上...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...親分」「新之助が二階へ行くのを知つて、あの梯子(はしご)を外したものがあるのさ」「へエ」「梯子を外(はづ)されて居るとは知らないから新之助は、眞つ暗闇(くらやみ)の中を一と足、宙を踏んだからたまらない、あツと言ふ間もなく、板敷の上へ逆樣に叩きつけられ、腦天を碎いた上、火箸を喉に突つ立てゝしまつた」「梯子を引いたんですつて、――あの梯子は重さうですよ」「赤い扱帶(しごき)を結び合せて、梯子の上の段に縛つて、向う側の欄干から、そつと引つ張つたのさ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...肝膽(かんたん)を碎いて搜しても...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...若し美の義(こゝろ)を碎いて理に入る(ダス...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
...碎けた骨のやうに立つてゐる其尖端に雲が引つかゝり...
吉江喬松 「山岳美觀」
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