...然しそれが結婚に伴ふ種々な障碍(しょうがい)を超えるのに...
伊藤野枝 「嫁泥棒譚」
...氏の此の試みの前途には多くの障碍が横はつてゐる樣に思はれた...
高田力 「ベーシック英語」
...言語中枢に何か障碍(しょうがい)があったらしいのである...
高村光太郎 「回想録」
...思ひも及ばない負担と障碍となつて...
徳田秋聲 「余震の一夜」
...公は無益の紛爭によりて國務の進行を阻碍するを見るに忍びず自ら兩者の間に立ちて妥協を謀らむとしたりき...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...且つそれを強力にすることに背反する一切の障碍を除去すべきこと...
蜷川新 「天皇」
...主體の自己實現を可能ならしめるものはここでもむしろ同時に妨碍者なのである...
波多野精一 「時と永遠」
...毎日が障碍物競走のやうな戰爭中のなかの...
林芙美子 「雪の町」
...多少の障碍となつても...
平林初之輔 「政治的価値と芸術的価値」
...電しんばしらの碍子がきらつきらつと續いて二つばかり光つて...
宮沢賢治 「銀河鐵道の夜」
...そしてその鶴をもってこっちを見ている影(かげ)ももうどんどん小さく遠くなり電しんばしらの碍子(がいし)がきらっきらっと続いて二つばかり光ってまたとうもろこしの林になってしまいました...
宮沢賢治 「銀河鉄道の夜」
...ここで無碍(むげ)な仕事が現成(げんじょう)致します...
柳宗悦 「益子の絵土瓶」
...交通の障碍(しょうがい)等のために...
柳田国男 「家の話」
...「事前に除くべき障碍とはなんのことだ」「君側の二嬖(へい)だ」と柳通助が即座に云った...
山本周五郎 「新潮記」
...無碍(むげ)に敵へ挑(いど)みかかる理由はない)これも一理あるに似ているが...
吉川英治 「上杉謙信」
...無碍光(むげこう)如来の膝近くへ連れてゆかれる心地がしてくる……...
吉川英治 「親鸞」
...城太郎も無碍(むげ)にはそれへ近づけなかった...
吉川英治 「宮本武蔵」
...でも――無碍(むげ)には...
吉川英治 「無宿人国記」
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