...お前は私のここにいるのを碌々(ろくろく)顧みもせずに...
有島武郎 「惜みなく愛は奪う」
...最後のペテルスブルグ生活は到着早々病臥(びょうが)して碌々見物もしなかったらしいが...
内田魯庵 「二葉亭追録」
...家族は誰も嫌(いや)がって碌々(ろくろく)関(かま)いつけなかった...
内田魯庵 「二葉亭余談」
...碌々(ろくろく)小学校すら卒業していない彼女の学力が不足であった...
徳田秋声 「あらくれ」
...お島は碌々(ろくろく)それには耳も仮さなかった...
徳田秋声 「あらくれ」
...碌々口もきけぬ脾弱(ひよわ)い児であったが...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...私が何か尋ねても碌々返事もしない...
豊島与志雄 「理想の女」
...末は新聞記者雑誌の編輯人なぞに雇はれ碌々(ろくろく)として一生を終るものあるを思はば...
永井荷風 「小説作法」
...どう間違ったって浩さんが碌々(ろくろく)として頭角をあらわさないなどと云う不見識な事は予期出来んのである...
夏目漱石 「趣味の遺伝」
...碌々として不満の中に悶死するのだと言ふ...
萩原朔太郎 「名前の話」
...碌々あたりに注意もはらはず...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...喰ふものも碌々に摂らず...
牧野信一 「鬼の門」
...夜も碌々眠れないほど嬉しいのよ...
牧野信一 「天狗洞食客記」
...結婚当座こゝの食物は碌々喉に通らなかつた――先づ彼女はそれを軽蔑した...
牧野信一 「毒気」
...たゞ碌々(ごろ/\)してゐると見られると...
牧野信一 「夏ちかきころ」
...碌々わたしの姿も見ず「おゝ...
牧野信一 「緑の軍港」
...碌々食ふものもなく...
牧野信一 「武者窓日記」
...「それらはみな碌々(ろくろく)たる小人のみで論ずるにも足らん...
吉川英治 「三国志」
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