...碌でなしのすることで...
犬田卯 「荒蕪地」
...細かいことには碌々氣がつかなかつたかも知れません...
ヘンリック・イブセン Henrik Ibsen 島村抱月譯 「人形の家」
...そして、碌に食べもせず、着もせずに暮らしたことも度々でしたわ...
オウ・ヘンリ 三宅幾三郎訳 「水車のある教會」
...長居をしては碌(ろく)なこともないから...
橘外男 「令嬢エミーラの日記」
...碌に返辞もしないで...
豊島与志雄 「黒点」
...けれども碌(ろく)な仕事はできませんからこのごろは職人任せでございます」「貴様は身延(みのぶ)へ参詣に行くのだと申したがその通りか」「左様でございます...
中里介山 「大菩薩峠」
...勉強どころか湯にも碌々(ろくろく)這入(はい)らないくらいだ」と余は茶碗を畳の上へ置いて...
夏目漱石 「琴のそら音」
...教授の講義は碌(ろく)に聴きもせず...
夏目漱石 「点頭録」
...碌さんは首を縮めて...
夏目漱石 「二百十日」
...何しろ碌(ろく)な事はないと思っていらっしゃるんでしょう」碌な事があろうとは健三にも思えなかった...
夏目漱石 「道草」
...こんなことを考える時ゃ碌な事あねえんだ...
葉山嘉樹 「乳色の靄」
...「碌(ろく)なこた...
火野葦平 「花と龍」
...先方(さき)じゃ五月蠅(うるさい)と云ッたような顔をして口も碌々(ろくろく)きかない」トあじな眼付をしてお勢の貌をジッと凝視(みつ)めた...
二葉亭四迷 「浮雲」
...新嘉坡(シンガポール)あたりで投げ出されている船員(ボーイ)に碌(ろく)なものが居よう筈がなかった...
夢野久作 「幽霊と推進機」
...碌々(ろくろく)と終るしかありますまい...
吉川英治 「三国志」
...『川上耄碌(もうろく)...
吉川英治 「田崎草雲とその子」
...すっかり耄碌(もうろく)してしまって...
吉川英治 「宮本武蔵」
...ここにいなさったのけ」模糊(もこ)として風貌のどこかに耄碌(もうろく)した茶店の老婆が...
吉川英治 「宮本武蔵」
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