...沈黙はしばらく破れなかった...
芥川龍之介 「神神の微笑」
...国民皆兵の制度が次第に破れて来て傭兵(ようへい)になった...
石原莞爾 「最終戦争論」
...破れ草履を棄てるやうに...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...直(す)ぐ破れてしまう...
大隈重信 「外交の方針」
...一方の交渉が破れるやただちに言い値の三万五千円で買い取ったのであった...
相馬愛蔵、相馬黒光 「一商人として」
...青色のシャツのところどころが破れて...
太宰治 「魚服記」
...破れた衣類を着た子供や女が手と言わず足と言わず体中を繃帯して筵の上にごろごろしていた...
田中貢太郎 「死体の匂い」
...着物が破れるほどの打ち身は...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...破れたといっても決して敗北とはいわれまい...
長谷川時雨 「遠藤(岩野)清子」
...ただ惜むところは望(のぞみ)が大きすぎて破れるかたちが見える...
長谷川時雨 「樋口一葉」
...潮鳴りの音を聞いたか!遠い波の叫喚を聞いたか!旗を振れツ!うんと空高く旗を振れツ元気な若者達がキンキラ光つた肌をさらしてカラヽ カラヽ カラヽ破れた赤い帆の帆縄を力いつぱい引きしぼると海水止めの関を喰ひ破つて朱船は風の唸る海へ出た!それツ! 旗を振れツ!○○歌を唄へツ!朽ちてはゐるが元気に風をいつぱい孕んだ朱船は白いしぶきを蹴つて海へ!海の只中へ矢のやうに走つて出た...
林芙美子 「蒼馬を見たり」
...所々破れたり血痕のある小具足に足だけに雪ぐつ...
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」
...腹は下側の腰骨の近くから破れ綻(ほころ)びて...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...起きて障子の破れ目から外を覗くと...
横光利一 「榛名」
...墻の破れ目から外へ突き出した...
吉川英治 「三国志」
...正明(せいめい)依怙(えこ)なく、軍に親疎(しんそ)なし、奮戦ただ呉を負って、魏を破れ...
吉川英治 「三国志」
...「事破れたら、いさぎよう自決するのが武士の値打だ...
吉川英治 「宮本武蔵」
...何處にか破れが出來てゐるのだ...
若山牧水 「樹木とその葉」
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