...物価騰昇(とうしょう)寒さの砌(みぎり)...
泉鏡花 「薄紅梅」
...または軍人の妻女が良人出陣の砌(みぎり)に痴情の涙を湛(たた)えて離別を惜しむと...
大隈重信 「国民教育の複本位」
...さしも善美を盡せる虹梁鴛瓦(こうりやうゑんぐわ)の砌(いしだゝみ)も影薄(かげうす)げにぞ見えし...
高山樗牛 「瀧口入道」
...秀次高野山で生害の砌(みぎり)...
谷崎潤一郎 「聞書抄」
...かの砌(みぎり)此の者の首は戦場に打棄て...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...殊には向寒の砌り...
豊島与志雄 「バラック居住者への言葉」
...その砌(きざはし)に背中の物をおろした...
永井荷風 「買出し」
...私は幼少の砌り芝庚申堂前に知合の家があつてそこへ伴つて行かれるたび...
正岡容 「山の手歳事記」
...作者四十六歳の砌(みぎり)であるから...
正岡容 「我が圓朝研究」
......
正岡子規 「古池の句の弁」
...鐘は梵砌(ぼんぜい)の物なればとて...
南方熊楠 「十二支考」
...寛永九年御国替(くにがえ)の砌(みぎり)には...
森鴎外 「興津弥五右衛門の遺書(初稿)」
...ところが夏民藝館の田中洋子さんが九州帰省の砌(みぎり)...
柳宗悦 「多々良の雑器」
...その砌(みぎ)り即興的にお話申上げし創作「蕗子事件について」本日××誌上に御力作御発表...
山下利三郎 「流転」
...大書院の廂(ひさし)の砌(みぎ)りに...
吉川英治 「私本太平記」
...この辺を御巡視の砌(みぎ)り...
吉川英治 「新書太閤記」
...その砌(みぎり)は...
吉川英治 「宮本武蔵」
...私は日向(ひうが)國耳川(川口は神武天皇御東征の砌(みぎり)其處から初めて船を出されたといふ美々津港になつてゐます)の上流にあたる長細い峽谷の村に生れました...
若山牧水 「樹木とその葉」
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