...「財務調査が済んだからといって、無闇矢鱈に支出を増やすわけにはいかない」...
...彼は煙をプカプカと矢鱈(やたら)にふかし続けていたが...
海野十三 「流線間諜」
...矢鱈におほほと笑ひ...
太宰治 「お伽草紙」
...今も昔のままに厳然と残っている城門を矢鱈(やたら)に出たり入ったりしながら...
太宰治 「惜別」
...滅多矢鱈に鉄槌で乱打し...
太宰治 「津軽」
...私は矢鱈な好奇心から...
田中英光 「箱根の山」
...舵も錨も失せた私に無暗矢鱈に降りかかつた...
ジャン・ニコラ・アルチュール・ランボー Jean Nicolas Arthur Rimbaud 中原中也訳 「ランボオ詩集」
...矢鱈な區切から改めて讀み出す勇氣を鼓舞しにくかつたので...
夏目漱石 「「土」に就て」
...何でも矢鱈(やたら)に読んだようであるが...
「私の経過した学生時代」
...矢鱈(やたら)に欠伸(あくび)ばかりして居るガラツ八を顧みました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...無闇矢鱈(むやみやたら)に燻(く)べるらしい線香の煙が...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...最低生活をしながら金は矢鱈にかかり困つたものです...
原民喜 「書簡」
...痔持の療治をするように矢鱈無性に勧懲々々というは何事ぞと...
二葉亭四迷 「小説総論」
...矢鱈にされては――...
牧野信一 「鏡地獄」
...近頃はよく日本料理と西洋料理とを無闇矢鱈(むやみやたら)に取交(とりま)ぜて合の子の折衷料理が出来る...
村井弦斎 「食道楽」
...滅法矢鱈(めっぽうやたら)に威勢よく怒鳴っているとドシドシ毛唐が這入って来る...
夢の久作(夢野久作) 「人間腸詰」
...宗教関係の書物だのを無闇矢鱈(むやみやたら)に読みたがるのです...
夢野久作 「復讐」
...自分も物を矢鱈(やたら)に買う気だけは起らないといっても...
横光利一 「馬車」
...矢鱈に人の運命ばかり判断してやりたくなってきて困り出した...
横光利一 「馬車」
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