「矢鱈」の意味
無秩序で無計画な様子
「矢鱈」の例文(場面別)
- 日常会話彼の話は矢鱈で、何が言いたいのかよくわからない。
- ビジネスプロジェクトの進め方が矢鱈で、効率が悪い。
- ニュース政府の対応が矢鱈で、国民の不安が増している。
小説での「矢鱈」の使い方
...「財務調査が済んだからといって、無闇矢鱈に支出を増やすわけにはいかない」...
...彼の好きなホープを矢鱈(やたら)にふかし始めた...
海野十三 「ゴールデン・バット事件」
...矢鱈に歩き通しに歩いたので...
薄田泣菫 「旋風」
...矢鱈(やたら)に...
太宰治 「正直ノオト」
...私はただ矢鱈に褒めるのだ...
太宰治 「新郎」
...ただ矢鱈に興奮して仙台の街を歩きまわってばかりいて...
太宰治 「惜別」
...矢鱈(やたら)に反対しましたが...
太宰治 「ろまん燈籠」
...「English at the Commercial School」といふ文句を矢鱈に原稿紙の上に並べてゐる中にポツとこんなことを思つた...
中原中也 「その頃の生活」
...矢鱈(やたら)な区切から改めて読み出す勇気を鼓舞しにくかったので...
「『土』に就て」
...「あんなに本を買って矢鱈(やたら)に詰め込むものだから人から少しは学者だとか何とか云われるんですよ...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...貴方にお話した時も私は矢鱈と泣きましたね...
原田皐月 「獄中の女より男に」
...ああ無闇矢鱈(むやみやたら)に料理を拵(こしら)えるのか? どうして蔵の中があんなに空(から)になっているのか? どうして女中頭はああ手癖(てくせ)が悪いのか? どうして下男どもはあんなに不潔で...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...矢鱈無性(やたらむしょう)に伸びひろがっている始末で...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...その他いろんなことを矢鱈に書きたてることだろう...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...亨一は矢鱈(やたら)に激昂した...
平出修 「計畫」
...人が勝手に好きでする事を矢鱈に干渉して自分の徳に成るでもない事を一生懸命に云って居るのを子は可笑しくも思ったけれ共実際其の唐突な事の成り行きと彼(あ)の妙な重三の事を思うと変に考えずには居られない様でもあった...
宮本百合子 「お久美さんと其の周囲」
...塩野はイコンタのシャッタを矢鱈にぱちぱちと切り放した...
横光利一 「旅愁」
...明るいときにはそれも気附かず矢鱈と浮き上っているのが不審だった...
横光利一 「旅愁」
...六人の門人は乱刀を滅多矢鱈(めったやたら)にふるばかりであったが多勢に無勢...
吉川英治 「剣難女難」
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