「矢絣」の意味
矢の羽根のような模様
「矢絣」の例文(場面別)
- ファッション彼女は矢絣の着物を着て、伝統的な美しさを際立たせていた。
- 美術・デザインこの絵画には矢絣の模様が描かれており、独特のリズム感を生み出している。
- 歴史・文化矢絣の模様は、古くから武士の衣装に用いられてきた。
小説での「矢絣」の使い方
...殺人犯人がその黒服の男と矢絣の女のどちらかであったと極めてしまうのは無論早計だけれど...
江戸川乱歩 「悪霊」
...その煙草屋のおかみさんが云うのには、黒い洋服を着た人は幾人も通ったので、どれがそうであったかは分らぬけれど、矢絣の女の方は、髪の形が余り突飛(とっぴ)だったので、よく記憶しているが、二十二三に見える縁(ふち)なし眼鏡をかけた濃化粧(あつげしょう)の異様な娘さんで、通りかかったのは二時少し過ぎであった...
江戸川乱歩 「悪霊」
...今家(うち)に紫の矢絣を着ているものはいないだろうね...
江戸川乱歩 「悪霊」
...紫矢絣の妙な女でしたね...
江戸川乱歩 「悪霊」
...少くとも、今の場合、あいつは、濃厚な嫌疑者だね」熊浦氏は思い返した様に相槌(あいづち)を打って、「矢絣の女と、今夜の、『織江さん』の、言葉とを、両立させようと、すれば、犯人が、女性では、ないかという、疑いが、起るのは、無理もない...
江戸川乱歩 「悪霊」
...黒川君の、奥さんはね、娘の時分に、着たのだと、云って、箪笥の、底にね、紫矢絣の着物を、持って、いるのだよ...
江戸川乱歩 「悪霊」
...少女だちは同じように紫の矢絣(やがすり)の袖(そで)の長い衣服(きもの)を被(き)ていた...
田中貢太郎 「春心」
...「東京はえらい矢絣(やがすり)が流行(はや)るねんなあ...
谷崎潤一郎 「細雪」
...矢絣(やがすり)の糸織りの書生羽織などを引っかけて...
徳田秋声 「黴」
...紫矢絣(やがすり)...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...紫矢絣の振袖を着た姉樣人形と...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...紫矢絣(やがすり)の着物などと細かい事など覺えて居る筈はない」「――」平次の論告は峻烈を極めました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...矢絣(やがすり)のお仕着せに包んだしなやかな四肢(てあし)の線を見ただけで...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...此の矢絣(やがすり)のきれが出て来たぢやないの……...
宮地嘉六 「煤煙の臭ひ」
......
室生犀星 「星より來れる者」
...蓑はここでも襟飾りに矢絣(やがすり)などを入れて凝(こ)ります...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...矢絣の模様は陸奥(むつ)...
柳宗悦 「蓑のこと」
...紫色のぱっちりした矢絣の膝のよく伸びた姿勢で...
横光利一 「旅愁」
便利!手書き漢字入力検索
