「矢来」の意味
竹や木で作った簡易的な囲い
「矢来」の例文(場面別)
- 歴史・建築城の周囲には敵の侵入を防ぐため、矢来が設けられていた。
- 農業畑を荒らす動物から作物を守るために、簡易的な矢来を設置した。
- イベント・工事現場祭りの会場周辺には、人混みを整理するための矢来が並んでいる。
小説での「矢来」の使い方
...牛込(うしごめ)の矢来(やらい)は...
芥川龍之介 「日本小説の支那訳」
...宵(よい)から矢来(やらい)の婆さんのところの小倉(おぐら)の隠居に頼んでおいて荷物を運んでもらった...
近松秋江 「うつり香」
...徳田秋声等の諸先輩折々矢来の閑居に来(きた)るを見ておのづから辱友(じょくゆう)となることを得るに至れり...
永井荷風 「書かでもの記」
...彼と矢来の松本といっしょに出ると...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...――竹矢来の外に...
野村胡堂 「幻術天魔太郎」
...やがて広々として竹矢来をめぐらした所に出た...
宮島資夫 「四谷、赤坂」
...帰りにはまた長い矢来に添うて歩いた...
宮島資夫 「四谷、赤坂」
...弱さにとどまっているこの作者の勤労者性について)矢来下からバスにのって...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...ジロリと土手下を横目で睨んでおいてスタスタ二人のあとを追って姿を消す)(仙太と段六は礼をいうのも忘れてしまって茫然としてその後姿を見送っている――ウロウロしていた女房はもうズット先程から仕置場矢来の方へでも降りて行ったのか姿を見せない...
三好十郎 「斬られの仙太」
...矢来の中の往生はさせたくねえものだ」お蝶は...
吉川英治 「江戸三国志」
...矢来の外には数万の群集が...
吉川英治 「剣難女難」
...矢来を揺(ゆす)って罵り返す宮津城下の町人の叫びも凄まじく雑音の中に響いた...
吉川英治 「剣難女難」
...矢来の外は、数千の見物だった...
吉川英治 「私本太平記」
...助光を矢来の内へ突きやって...
吉川英治 「私本太平記」
...公宗は胸を八ツ裂きにされつつ呵責(かしゃく)の矢来(やらい)の中にいるようだった...
吉川英治 「私本太平記」
...矢来(やらい)と二重(じゅう)に結(ゆ)いまわされた柵(さく)がある...
吉川英治 「神州天馬侠」
...「アッ……」人々は足のつま先を立てて矢来へ顔を寄せた...
吉川英治 「親鸞」
...金箔の高札や矢来を組んで...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
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