...彼女は矢先を変えて、新しいプロジェクトに着手した...
...矢先に挟まったかけらが痛かった...
...矢先が尖っているナイフは危険だ...
...矢先をついた発言で彼を怒らせてしまった...
...彼は矢先の狙いが定かで、命中精度が高かった...
...一夜を貸そうと云った矢先...
泉鏡花 「浮舟」
...路伴れもがなと思ふ矢先...
大町桂月 「小利根川の櫻」
...せっかく起きたらすぐ出かけようと意気込んでいた矢先であったから...
橘外男 「ナリン殿下への回想」
...殿様の万一を慮(おもんぱか)る家来が思案に暮れている矢先き...
辰野九紫 「青バスの女」
...何とかして心を慰め気を晴らさせる術もあらばと苦慮(くりょ)していた矢先たまたま佐助が彼女と趣味を同じゅうすることを知ったのである...
谷崎潤一郎 「春琴抄」
...一遍亭主を取っちめてやろうと考えていた矢先だったのである...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のおんな」
... 310されどアポローン其矢先外(そ)らして胸を射せしめず...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...検事局の責任編集になる両巨頭の例の文書が早く出ればいいがと思っている矢先...
戸坂潤 「社会時評」
...もっとも下等なものが坑夫だとばかり考えていた矢先へ...
夏目漱石 「坑夫」
...先刻(さっき)からよほど窮していた矢先だから...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...自分(じぶん)で自分(じぶん)の仕事(しごと)をして見(み)たくてならない矢先(やさき)へ...
夏目漱石 「門」
...何しろ赤ン坊が生れる矢先でござんすから...
長谷川伸 「沓掛時次郎 三幕十場」
...折からお目出度矢先...
樋口一葉 「大つごもり」
...私はお前のどんな手きびしい攻撃の矢先にもまともに耐えて立っていようと決心した...
堀辰雄 「菜穂子」
...全英の新聞と話題の大立物(おおだてもの)になっていた矢先だ...
牧逸馬 「女肉を料理する男」
...どうかして大手を振って歩けるようにして遣りたいと思っていた矢先だったから...
夢野久作 「爆弾太平記」
...一刻も早く援軍来るの報を得ようと焦(あせ)っている矢先...
吉川英治 「三国志」
...王はドイツ皇帝として戴冠するためイタリアに出発しようとしている矢先であったが...
和辻哲郎 「鎖国」
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