...サン・ピエトロに登つて羅馬を瞰下した...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...物珍らし相にこの村を瞰下(みおろ)してゐると...
石川啄木 「赤痢」
...物珍し相にこの村を瞰下してゐると...
石川啄木 「赤痢」
...おぼろげながら判然(はっきり)と廉平の目に瞰下(みおろ)された...
泉鏡花 「悪獣篇」
...立ちはだかりたる身(み)の丈(たけ)豊かに神崎を瞰下(みお)ろしたり...
泉鏡花 「海城発電」
...白雲の大湖水を瞰下(みおろ)してこの山菊を折る...
伊藤左千夫 「白菊」
...こちらは、莫迦(ばか)みたいに、頬笑(ほほえ)んで、瞰下していると、あなたは、直(す)ぐ気づき、上をむいて、にっこりした...
田中英光 「オリンポスの果実」
...秋は谿間の紅葉を瞰下(みおろ)す幽邃な地域に...
谷崎潤一郎 「金色の死」
...これよりして瞰下せば...
原勝郎 「貢院の春」
...顧みて我家(わがいえ)の中庭を瞰下(みお)ろせば...
二葉亭四迷 「浮雲」
...庭を瞰下(みおろ)すと...
二葉亭四迷 「平凡」
...長い紙の面を瞰下(みおろ)しながら右の肩を脱いでその袂(たもと)をうしろに刎ねた...
本庄陸男 「石狩川」
...直(すぐ)下に浅黄(あさぎ)色のセエヌを瞰下(みおろ)し...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...あるいは深淵を瞰下(みおろ)して行く...
吉江喬松 「木曾御嶽の両面」
...危い崖の上を繞(めぐ)って深い谿を瞰下(みおろ)しながら行くのである...
吉江喬松 「木曾御嶽の両面」
...或は深淵を瞰下して行く...
吉江喬松 「山岳美觀」
...危い崖の上を繞つて深い谿を瞰下しながら行くのである...
吉江喬松 「山岳美觀」
...汽車は既によほどの高処を走つて居るらしくその白い瀬は草木の茂つた山腹を越えて遥かに下に瞰下(みおろ)されるのである...
若山牧水 「渓をおもふ」
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