...声は皆眠れる都瞰下(みおろ)せば...
石川啄木 「詩」
...暗い山の上から瞰下(みおろ)すやうな心持があつた...
石川啄木 「弓町より」
...所天(をつと)が突然ふり向いて瞰(にら)む鋭い眼の力を受けて...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...西に駿河湾を俯瞰しつつ一面の芝草山が馬の背のような際立った分水嶺を形作っているのだが...
大阪圭吉 「白妖」
...橋の上から漫々たる河面の闇をじっと瞰(のぞ)きこんだ...
モーリス・ルヴェル Maurice Level 田中早苗訳 「幻想」
...If It's Trueman, It Is a Beer の看板――それらが静粛に扁平に鳥瞰されて...
谷譲次 「踊る地平線」
...見下ろすやうにして下を瞰(み)てゐた...
田山録弥 「百日紅」
...ごた/\とひとつの鳥瞰図になってそこにひろげられているのを目にした...
田山花袋 「日本橋附近」
...東海道の作は重(おも)に鳥瞰図(ちょうかんず)的なる山水村落の眺望を主とし...
永井荷風 「江戸芸術論」
...これよりして瞰下せば...
原勝郎 「貢院の春」
...餌を瞰(ねら)いまた笛声を聴く時...
南方熊楠 「十二支考」
...自分の踏んできた経路を鳥瞰図(ちょうかんず)的に見る事が出来て...
柳宗悦 「四十年の回想」
...大連市を前に俯瞰し...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...上絶頂以俯瞰、則満洲平原千里茫茫、古代靺鞨、中世金遼故地、可一瞬而尽也...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...この默々として立つ無數の白衣の巨人等の冷たい瞰視の眼を脱がれようとするものゝ如く走りに走りつゞけてゐた...
吉江喬松 「山岳美觀」
...敵を俯瞰(ふかん)した...
吉川英治 「三国志」
...始終(しじゅう)のようすを俯瞰(ふかん)している...
吉川英治 「神州天馬侠」
...天目山(てんもくざん)より仙元(せんげん)の高きによって御岳(みたけ)を俯瞰(ふかん)するものにそういござらん...
吉川英治 「神州天馬侠」
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