...とうとう卒中のために瞬間にコロリと死んでしまった...
海野十三 「三人の双生児」
...その瞬間にはつと落す...
薄田泣菫 「茶話」
...その瞬間に――全く打てば響くと言ふか...
辰野隆 「書狼書豚」
...しっきりなしに不気味に揺れている一つの戸口(ドア)を発見してぎょっと――その最も不用意な瞬間に――することであろう...
谷譲次 「踊る地平線」
...進行している或る現在の瞬間にこの地点を定める時...
津田左右吉 「歴史の学に於ける「人」の回復」
...それで今甲の影像の次に乙の影像を示された観客はその瞬間においてその観客の通い慣れた甲乙間の通路の心像を電光に照らされるごとく認識するのであろう...
寺田寅彦 「映画芸術」
...いよいよ彼が馬車に乘りこもうという瞬間になると...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...もう一息と気張ってる瞬間に...
豊島与志雄 「人の国」
...ためにある瞬間には...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...踏む足の疲れたるを気に掛ける瞬間に...
夏目漱石 「草枕」
...お嬢さんの顔を見た瞬間に...
夏目漱石 「こころ」
...それともその男を最後の瞬間においても後悔と悲しみとにおとしいれようとしたのか...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
...頭の中を過る空覚えの旋律が歌おうとした瞬間に消え失せてしまうように...
A. ブラックウッド A. Blackwood The Creative CAT 訳 「盗聴者」
...それが止絶れる瞬間にウツと微かに合図するのであつた...
牧野信一 「毒気」
...父と対座した瞬間に秀之進が感じたことは...
山本周五郎 「新潮記」
...その次の瞬間に私は又...
夢野久作 「空を飛ぶパラソル」
...私は露西亜の双鷲(そうしゅう)勲章を受けた以上の感激に打たれて、思わず最敬礼をお返ししたのであったが、その瞬間に私は、私の第六感の暗示が一つ残らず鮮かに的中していた事を覚ったのであった...
夢野久作 「暗黒公使」
...権――と絶叫した瞬間に老母はわれを忘れていたに違いない...
吉川英治 「宮本武蔵」
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