...その室を窺えども睹(み)ることなし...
田中貢太郎 「牡丹燈記」
...すなわちかりにここに微小な人間があって物質分子の間に立ち交じり原子内のエレクトロンの運動を目睹(もくと)しているがその視力は分子距離以外に及ばぬと想像する...
寺田寅彦 「物理学と感覚」
...この時演劇は既に今日(こんにち)吾人(ごじん)の目睹(もくと)するが如く...
永井荷風 「江戸芸術論」
...王建の終睹鳴鬪自起と云ひ泰不花の間倚東風響珮とあるに徴して知り得る...
原勝郎 「鞦韆考」
...このような境遇を目睹(もくと)することは...
久生十蘭 「地底獣国」
......
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」
...生活資料の増加と並んでまた労働階級の境遇に影響を及ぼす他の原因をも目睹して...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...聴衆一同無上の不浄に汚されたごとく争うて海に入るを睹(み)た...
南方熊楠 「十二支考」
...地上へドッサリ堕つる睹(み)て可笑(おか)しさに堪えなんだとあるから...
南方熊楠 「十二支考」
...スプレンゲルはある人鬼がその妻を犯すを睹(み)...
南方熊楠 「十二支考」
...その時象が些細な蟹や鼠を見て太(いた)く不安を感ずるを睹(み)た...
南方熊楠 「十二支考」
...熊楠らは実際全くこれに反せる悪結果のみを睹(み)るなり...
南方熊楠 「神社合祀に関する意見」
...是(ここ)においてかつて親しく嶺松寺中(ちゅう)の碑碣(ひけつ)を睹(み)た人が三人になった...
森鴎外 「渋江抽斎」
...睹二軼詩一可レ異焉...
箭内亙訳註 「國譯史記列傳」
...私はその二三点しか目睹(もくと)していない...
柳田國男 「地名の研究」
...少しく時勢を睹(み)る明のある者には疑う余地のないことに違いない...
山本周五郎 「新潮記」
...時雲のうごきも一寸さきが逆睹(ぎゃくと)できない怪雲であるから...
吉川英治 「私本太平記」
...逆睹(ぎゃくと)しがたい形になった...
吉川英治 「私本太平記」
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