...睨(にら)むのやら...
泉鏡花 「海異記」
...おまけに天井を睨んでいる...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...」「意地わる根性!」と葉子は睨むような眼附をした...
豊島与志雄 「恩人」
...黙って又蔵を睨みつけた...
直木三十五 「南国太平記」
...大尽はその声のする方を睨めていると...
中里介山 「大菩薩峠」
...またも例の額面と睨めっこです...
中里介山 「大菩薩峠」
...長いこと睨みつづけておりました...
中里介山 「大菩薩峠」
...皆んなの後から蹤(つ)いて來た嫁のお冬を睨め廻します...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...その長持の棒と睨んだのは大したことだな」「恐れ入ります」「尤も...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...まざまざと彼の顔を睨みながら...
牧野信一 「小川の流れ」
...一方を眺めると其方ばかりを眼ばたきもしないで木兎のやうに睨めてゐるのが癖だつた...
牧野信一 「真夏の朝のひとゝき」
...「神の我々を恵ませ給う事は……と云って居る主人を上目で睨んで居た...
宮本百合子 「お久美さんと其の周囲」
...我黨は廼(すなは)ち五大洲を睥睨(へいげい)して彼の千魂萬魂といはれたりし怪物...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
...「俺は貴様の押絵になって外国へ行って異人どもを睨み殺してくれるのじゃ...
夢野久作 「押絵の奇蹟」
...一同があぶながるのを睨んで...
吉川英治 「江戸三国志」
...後ろを睨み廻した刹那だった...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...国分寺に足をとめている筈はありますまい」嘆息(ためいき)といっしょに腕を組んで触札(ふれふだ)を睨みつけていたが...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...どこかで睨みの利(き)くところを見せて泥を吐かせてしまおう胸算...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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