...二月朔日(ついたち)までに諸役人共悉(こと/″\)く伏見へ着到するように国々へ廻文を出させたので...
谷崎潤一郎 「聞書抄」
...きらをかざり美々しき行列をしたがえて引きもきらずに御ちゃくとう(着到)なされますので...
谷崎潤一郎 「盲目物語」
...着到(ちゃくとう)の太鼓打込みてより一日の興行済むまでは厳冬も羽織を着ず部屋にても巻莨(まきタバコ)を遠慮し作者部屋へ座元(ざもと)もしくは来客の方々見ゆれば叮嚀に茶を汲みて出しその草履(ぞうり)を揃へまた立作者(たてさくしゃ)出頭(しゅっとう)の折はその羽織をたたみ食事の給仕をなし始終つき添ひ働くなり...
永井荷風 「書かでもの記」
...おみは今頃漸(ようや)く着到か」いわでものことをと...
長谷川伸 「討たせてやらぬ敵討」
...着到順から申せば皆後じゃ」「なに...
長谷川伸 「討たせてやらぬ敵討」
...一月二日(火曜)松の内は九時半着到十時開演...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...着到時間キチ/\でないと入らぬ役者多し...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...入口の着到板の名札を皆外し...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...お大尽(だいじん)の御来駕(ごらいが)!」「名古屋山三(さんざ)さまの御着到!」錆(さび)ごえを...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...一番にはせ参じ着到(ちゃくとう)につき...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...かたのごとく侍所(さむらいどころ)ノ別当(べっとう)へ着到を告げ...
吉川英治 「私本太平記」
...――六波羅の返事はまだ来ないか」「まだ見えませぬ」「着到の届けは今朝早く差し出してあるのになあ...
吉川英治 「私本太平記」
...五月十一日 着到和泉党 百四十六人金剛寺僧 九人散所衆 四十五人十三日深夜備前国ヨリ帰参ノ衆島々ノ海上衆合セテ二百二十人十四日吉野郷士...
吉川英治 「私本太平記」
...お帰んなさい」「なに立ち帰れと」「着到に附(ふ)すことはなり申さん」「そうか」「ご会議は明日もおこなわれる...
吉川英治 「私本太平記」
...また元弘三年正月の“現地着到帳”の上では...
吉川英治 「私本太平記」
...六波羅から着到の証判をうけ...
吉川英治 「私本太平記」
...「きのう今日の軍兵の着到を見せい」と...
吉川英治 「私本太平記」
...参陣者の姓名を着到帳(ちゃくとうちょう)に記させた...
吉川英治 「新書太閤記」
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